ハンダゴテを新調する際、PS5のコントローラー修理のような細かい電子工作に向いているモデルを中心におすすめを紹介します。
選ぶ際のポイント
温度調整機能
細かい電子部品に対して適切な温度で作業できることが重要です。高温すぎると部品を壊すリスクがあるため、温度調整機能付きのものがおすすめです。
コテ先の形状と交換性
極細コテ先や平型、丸型など、用途に応じて交換できるモデルが便利です。コテ先は定期的に交換するため、互換性の高いメーカー製品を選ぶと安心です。
作業性(軽量・持ちやすさ)
持ち手が熱くならず、軽量で長時間の作業でも疲れにくいものが理想です。特に「持ち手からコテ先までの距離が短い」モデルは精密作業に向いています。
ススがつきにくい(チップのコーティング)
高品質なコテ先(例えばセラミックコーティング)はススがつきにくく、メンテナンスが楽です。
頻度に応じた価格帯
数年に数回の頻度なら、高価なプロ仕様は不要ですが、安い中華製品の場合、信頼性や部品の互換性に難がある場合もあるため、バランスが重要です。
おすすめのハンダゴテ
以下、価格帯ごとにおすすめモデルを挙げます。
手頃な価格帯(~5,000円)
白光(HAKKO) FX600-02
日本製で信頼性が高く、温度調整が可能(200~500℃)。
軽量で持ちやすく、コテ先も交換可能。
ススがつきにくいコーティング付き。
初心者から中級者まで広く支持されているモデル。
goot(グット) PX-201
温度調整ダイヤル付き(250~450℃)。
日本製で安定した性能。コテ先交換も容易。
比較的手頃な価格で入手可能。
中価格帯(5,000円~10,000円)
白光(HAKKO) FX-888D
温度調整がデジタル表示で簡単。
精密作業に向けた細かい温度設定が可能。
スタンド付きで作業効率が向上。
頻度が少ない人でも長く使える。
goot(グット) RX-802AS
プロ仕様に近いモデルで、作業効率が高い。
高速加熱で待ち時間が短い。
コテ先交換やメンテナンスが簡単。
コスパ重視の中華製品(3,000円~5,000円)
YOUYUE 936D
温度調整付き(200~480℃)で、細かい作業にも対応。
スタンドや交換用コテ先が付属しており、コスパが良い。
信頼性はやや劣るが、趣味用途なら十分。
TS100(ポータブルハンダゴテ)
小型で持ち運びやすく、USB-C給電で使える。
ディスプレイ付きで温度調整が簡単。
精密作業や短時間の作業に最適。
追加アクセサリー
コテ先クリーナー
ススを取り除くために「真鍮ウールタイプ」のクリーナーが便利です(スポンジより長持ちします)。
フラックスや高品質ハンダ
ハンダ付けの仕上がりを向上させるため、高品質のハンダ(鉛入り推奨)やフラックスを用意すると良いです。
エクストラコテ先
頻繁に交換できるよう、極細や平型のコテ先を追加購入すると便利です。
PS5コントローラーの修理などの精密作業を考えると、HAKKO FX600 や goot PX-201 のような、手頃で高性能な日本製ハンダゴテがおすすめです。もし中華製でコスパ重視の場合は、TS100 や YOUYUE 936D が適しています。
使いやすいハンダゴテで、ぜひ精密作業を楽しんでください!