サクラの件、とにかく高いこと。
フル装備なのでしょうけど、300万円オーバー。
車体の感じから行けば、ワゴンRクラスでしょうから、同様の仕様にしても100万円くらい高いという判断。
補助金が50万円位でるようですけど、それでも高いんじゃないかな?
航続距離も短く、実質的に市内での買い物程度にしか使えないんじゃないかな?
公称180kmらしいですけど、他の車の例を見ても60%位になるのでは?
出かけた途中で充電したら、30分単位で時間をロスします。
充電ステーションも、一戸建てなら自宅の設置も可能でしょうけど、費用は掛かります。
こんな辺りじゃないのかな?
日産車が売れないというのは根が深い問題だと思いますよ。
昔、R30のスカイラインに乗っていたんですけど、その少し前から苦戦していたようです。
当時のトヨタはツインカムエンジンという事を前面に出して、販売を伸ばしていましたが、日産はツインカムエンジンの開発が間に合わず、ターボの路線に走っていました。
それ以上に問題だったのは、内装の仕上げなど。
当時勤めていた会社で、サニー・カリフォルニアというワゴンと、工場長用にローレルを使っていました。
サニーの方は、私たちがしょっちゅう乗っていたんですけど、時々工場長に同行して営業に行ったりしていたんですけど、その時にローレルに乗って、かなり驚きました。
内装材に使っているプラスチックの材料が(色も含めて)サニーと同じなんですよ。(工場長が車に詳しくなくて、一番安い車を注文したかも知れませんけど)
インパネも、のっぺりした土台の上に小さいメーターが乗っているだけで、かなり貧相。
R30のスカイラインもほぼ同じようなデザインでした。
その少し前から、リストラ(早期退職)していたんじゃないのかな?
賢い人が片っ端からやめたんじゃないのかな?
会社としては、人材の育成をするべきだったんでしょうけど、そこはスカウトしてきた人を使っていくという考え方じゃなかったのかな?
でも、工場でものを作るという場合、一番大切なのは現場で働く従業員です。
いくら設計陣がいい車を作っても、生産工場がしっかり機能しないと、いいものは出ません。
逆に、現場のレベルが下がって、設計陣が高度なことを要求しても、「そんな難しいことなんかできないよ」と返されていて、いいものが作れなくなっていたのかも。
ざっくり考えても40年位は患っている話のように思います。