とてもよく考えられている間取りだと思います。うちも狭い土地だったので廊下を最小限にすることをひたすら考えました。
●外部からのアクセス
「玄関」
→「LDK」
→「トイレ・洗面所」
●内部でのアクセス
「LDK」
↔「トイレ・洗面所」
↔「脱衣所・浴室」
加えて、
「トイレ・洗面所」↔「脱衣所・浴室」も回廊となっているので、使いやすいと思います。
参考までに、これはアドバイスではなく、他人の一つの考え方として、
上記のベーシックなものに加えてよく配置されるのが、「和室」「納戸・収納」「ファミリークローゼット」辺りだと思います。うちはファミクロ+収納機能となるエリアを選んだ派なのでご紹介しますが、どれを優先して一階に配置するかについては、各御家庭で思い描く生活スタイルによりますので、ご質問主様の思いに沿ってお考えください。
うちは前の賃貸で、寒い日も毎日、洗濯物を水回りからベランダへ持っていって干す、取り込むという作業一番の負担に感じていました。今は脱衣所で乾燥、ハンガーで干した物はハンガーのままファミクロに持っていくという運用で楽をしています。
洗濯については、週末にコインランドリーで済ませる人もいますし、ドラム洗濯乾燥機を使用して干す作業をしない人もいます。私は1階の脱衣所で衣類乾燥除湿機で室内干しをしていますが、やはり2階ベランダの室外で絶対に日光を当てたいという方もいらっしゃいます。日光に勝る消臭除菌効果はありませんので。
もし「洗濯物を2階の外で干すものだ」と思い込んでいるなら、webやSNSに様々な情報が書かれていますので、色々な選択肢(メリット・デメリットも)があることを理解するところから始めるのも良いと思います。2階で干す以外であれば、1階にファミクロを配置する価値が分かると思います。
うちでは併せて、ファミクロ内に、家族の普段使いのカバンや小物、小学生の間だけかもしれませんが教科書や学校で使う物なども置けるような自在棚を併設しています。在宅ワークと就寝、大物の荷物や季節物以外は、1階で完結するようにしました。
ご質問の
>①トイレに行く為に洗面所のドアを開けて、行くのが面倒ではないか。
→室温が全館でほぼ一定になるので「寒いから/クーラーがもったいないからドアを閉める」ということを全くしなくなります。なのでドアがあっても開け閉めしないで洗面所から脱衣所まで行くようになるでしょう。
>②リビング階段にすれば、もう少し収納場所をとれたり、リビングを広く使えるか。
→どう配置するかによると思いますが、実質的にはリビングの一部を階段にするので、リビングが狭くなって、収納が増える方向だと思います。
うちは1階にファミクロ収納を配置するために、リビング階段にせざるを得ませんでした。その上で、吹き抜け通路部にエアコンを付けて、いわゆる「エアコン1台で全館冷房」をしています。こちらもwebに色々な情報が出ていますが、クセが多いので万人におすすめするようなものではありません。少なくともリビング階段は、リビングの音は2階各部屋で丸聞こえ、キッチンの匂いも漏れるので、敏感な方は辛いと思います。
その他、細かい話をすると、
・玄関の斜め框は角度を緩めて、SIC側をもう半マス下げて、ホールを広げた方が良いかと思います。そのままだと、腰掛けたときに廊下に座ることになるので邪魔かと。
・2マスのSICはうちも作ったのですが、使いづらいです。奥の方の物の出し入れが大変で、手前の物を一旦外に出して、奥の物を取り出すようになります。
日常的にはドアを常に開いており、手前側だけでコートを掛けたり、下に傘や自転車の空気入れや充電器、ダンボール廃棄置場にしたり…と言う使い方になります。
であれば、壁無しでロールカーテンでも左右に分けて付けられるようにした方が良かったなと思っています。(ロールカーテン用のタレ壁とか電動化できるようにコンセントを配置しておくとか)
・ヘッダーボックスが廊下側に付いていますが、これは意図的にでしょうか?確かに若干の暖かさを感じるので玄関や階段の寒さ対策にはなりますが、見ためにはあまりよくありません。居住後にこのパネルを直接いじることは一切ないので、隠したいならSIC側に設置することも可能です。