建売というのは建てたら必ず売ります。 売れなくて１年売れなかったら、もう新築とは名乗れず、中古未入居物件になり、こうなるとますます売れません。 そのまま持っててもハウスメーカーが固定資産税を納めなければならないし、もしも売れる前に災害で損傷したら大損です。 １年近くなったら投げ売り状態で、利益を割り込んででも、なんとしてもとにかく売り切ります。 １年で売る自信がなければ、更地のまま建築条件付き土地で売り、お客さんがついたら家を建てます。（建ててから売るのではなく、売ってから建てるので「売建」といいます） 東京の下町を歩くと本当に新旧の家が混ざり合ってますね。 情緒とか風情ということを考えると残念な景観ですが、空き家法（空家等対策の推進に関する特別措置法）が改正され、こういう状況は今後ますます加速すると思います。