ID非公開ID非公開さん2024/12/24 10:2622回答ルターがユダヤ人の排斥を唱えたのに対してカルヴァンが親ユダヤ的だったのはなぜですか?ルターがユダヤ人の排斥を唱えたのに対してカルヴァンが親ユダヤ的だったのはなぜですか? …続きを読む世界史 | 宗教・68閲覧共感した
ベストアンサーhttps://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14308454029デキッコナイスデキッコナイスさんカテゴリマスター2024/12/24 11:40カルヴァン自身がユダヤ人だったという説があるほか、カルヴァン派(改革派)は旧約聖書の解釈がルター派やカトリックとは異なっており、ユダヤ人的だとしてカトリックに忌避されていた富の蓄積も承認し、金儲けのために仕事に励むように説きましたが、他方で風紀の乱れには厳しく、極端な規則を設けて、信者の生活を統制しようともしました。 また、ジュネーブにはユダヤ人の人口が多く、比較的大きなゲットーがあり、ユダヤ人コミュニティが一定の力を持っていたので、もしユダヤ人に厳しい考えなどを表明すれば、すぐに大虐殺が起こりかねず、商業と金融の街だったジュネーブに大打撃を与えることは明らかで、そうするとカルヴァン派の教えが実践できない状況もありえました。 ルターは諸侯の金で養われた世間知らずの神学者で、人々(特に農民)の現実の生活に関心が薄かったのに対し、より人々の生活に近く関心を持っていたカルヴァンとの違いではないでしょうか。この回答はいかがでしたか? リアクションしてみようなるほど0そうだね0ありがとう0
ベストアンサーhttps://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14308454029デキッコナイスデキッコナイスさんカテゴリマスター2024/12/24 11:40カルヴァン自身がユダヤ人だったという説があるほか、カルヴァン派(改革派)は旧約聖書の解釈がルター派やカトリックとは異なっており、ユダヤ人的だとしてカトリックに忌避されていた富の蓄積も承認し、金儲けのために仕事に励むように説きましたが、他方で風紀の乱れには厳しく、極端な規則を設けて、信者の生活を統制しようともしました。 また、ジュネーブにはユダヤ人の人口が多く、比較的大きなゲットーがあり、ユダヤ人コミュニティが一定の力を持っていたので、もしユダヤ人に厳しい考えなどを表明すれば、すぐに大虐殺が起こりかねず、商業と金融の街だったジュネーブに大打撃を与えることは明らかで、そうするとカルヴァン派の教えが実践できない状況もありえました。 ルターは諸侯の金で養われた世間知らずの神学者で、人々(特に農民)の現実の生活に関心が薄かったのに対し、より人々の生活に近く関心を持っていたカルヴァンとの違いではないでしょうか。この回答はいかがでしたか? リアクションしてみようなるほど0そうだね0ありがとう0
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14308454029oum********oum********さん2024/12/25 18:43カルヴァンはかなり聖書の細かい解釈までやり直した人なんです。 もちろんルターに比べてという意味です。 有名なのは労働や天職に対する考え方や、予定説などですが、キリストによる救済の対象は誰なのかという点についても解釈をやり直しているんですね。 細かい事は私も神学に詳しくないので説明できないのですけど、要するにキリストの救済は「ユダヤ人」や「異邦人」も対象になっていると考えたんです。 聖書には神の救済によって「全イスラエルが救われる」などと書かれている訳です。では全イスラエルとは何なのか?パレスチナのキリスト教徒の事なのか?もっと広い意味があるのか?そういうことを考えた人なのです。 結論としては、旧約の民であるユダヤ人も、当時のパレスチナには住んでいないヨーロッパのキリスト教の信徒もすべてが救済の対象なんだという結論に達するんですね。 一方のルターはカルヴァンに比べるとかなり旧来の俗習というか古い価値観をそのまま持っているタイプの人なんです。もちろんそれでルターの功績が小さくなるわけではありませんけどね。 要はカルヴァンが当時の基準としてはかなり頭のネジが外れたぶっ飛んだ人なんですよ。確かにプロテスタントは聖書のみなんですけど、従来の聖書の解釈は正しくないんじゃないかというところまで踏み込んでいるのです。なるほど0そうだね0ありがとう0