なかなか珍しい組み合わせのお迎えをなさるんですね。がんばって下さい。 猫さんを多頭飼いする場合の解説ページはかなりありますので、色々ご覧になって予習をなさると良いと思います。たとえばこのようなページをひとつ置いておきますね。 【獣医師監修】猫の多頭飼いのポイントは年齢と性別！先住猫と相性のよい猫の迎え方 https://www.petfamilyins.co.jp/pns/article/pfs202310g/ まず一般的には先住猫さんの方が年齢も飼育歴も新入りさんより先輩で強い立場というパターンが多いと思いますが、今回は新入りさんの方が高齢猫さんなんですね。 そして縄張り意識が強いのはオスの方ですので、飼育歴以外は新入りさんの方が強い立場に立とうとする知恵も働きそうです。この辺が注意ポイントでしょうか。 今回の場合で言えば、先住の若いメス猫さんは年齢も知恵も体力もとにかく自動的に弱い立場になってしまいます。 仲良くなることは究極的な理想の最終形態ということで一旦その高い高いゴールは棚に上げて忘れることにして、まずは先住若猫さんがいじめられないように守ってあげるスタンスを貫き通しましょう。 ごはんの順番も先輩若猫さんから。褒めるのも彼女が先、抱っこも彼女が先、彼女が一緒に居たいだけいさせてあげる、喧嘩になったら彼女を引き離して守ってあげる・・・等々です。 もちろん新入り高齢猫さんには特に叱ったり責めたりする必要はなく、公平に可愛がってあげればよいですが、立場は常に彼女の肩を持つことを両方の猫さんに明示的に態度で見せ続けることが重要でしょう。 ９歳にもなる高齢猫さんなら知恵も理解力もあるでしょうから、数週間～数か月で丁度よい立ち居振る舞いをするようになると思います。 それでも一方の生傷が絶えない、姿を見ただけで怯える、寝食もままならないということがあれば動物病院、元の飼い主さん、ペットショップ等の身近な詳しい人にご相談になるのも一案です。 更にその先にもし仲良くなったとしても元々親子ではないので、ベッタベタに仲良くなることは（なってほしいですけれどね）難しいものとして、棚上げした高い高いゴールはしばらく忘れて、ただ毎日が穏やかに過ごせることを暖かく見守ってあげて下さい。 お迎えが上手くいくことをお祈りしていますね。