私は法学部卒で、身内にも2人法学部がいます。 法学部を卒業しても弁護士や司法書士など法律に関連する仕事に就く人はわずかで、多くが一般企業に就職します。 しかし、法学部で学ぶリーガルマインドは法治国家で生きていく上では大変役に立つものです。 そもそも法学というのは大学に入って初めて学ぶ学問ですから、皆が同じスタートラインに立っています。 覚える事は法律そのものではなく、法の役割や解釈ですので、暗記をする学問でもありません。 国家同士の国際的な法律である国際法から、自分自身の日々の暮らしに関係してくる民法まで、法律と言うのはありとあらゆるところに介在し、自分の生活に影響してきます。 法学部ではその膨大な法体系すべてを網羅するのではなく、その中から自分の興味関心のある部分について勉強・研究をしていきます。 志望候補に挙がっている明治学院大の法学部にはグローバル法学科という国際系に特化した学科があり、この学科では英語力を強化しながら国際法や国際私法を中心に勉強し、２年次に全員が留学をします。 明学には消費情報環境法学科という学科もあり、これは消費者問題・情報社会・環境問題を中心に法学の勉強をするという他大学には見られない学びを得られる内容になっています。 法学部というと硬いイメージがありますが、成城大のようにオーソドックスな法学部を擁している大学もあれば、明学の様にちょっと変わった法学部のある大学もあります。 また、法学部は就職に不利という事を言う人もいますが、文系の就活では学部は全く関係がありません。 むしろ、昨今はどの企業でもコンプライアンスを重視していますから、法律に詳しいという事をアピールできるのは利点だと思います。