昔の若かりし頃の私が共感しています。 恋愛に限らず、歌詞はどうしても人間関係を描いたものが多く、私はそれが嫌いでした。 当時の私は「音に酔う」のが快感で、特に旋律、コード進行、演奏そのもの、楽器の音色や響き、編曲アレンジの工夫、などを真剣に聴き、さらに音響効果の作用も借りて「音でトリップする」という聴き方をしていました。 恋愛などの歌詞が入ると、せっかく音に酔ってる時にわざわざ日常の人間関係を思い出させて台無しにすることもなかろうに、と思っていました。 まあ、ただ歳取るとね、慣れたら歌詞が入っていようが、関係なく聴けるようになるんですよ。 歌詞が入っていても楽曲的に優れた作品は結構多く、そういうものにも耐性が出来るというか。 実際今の私はボーカルを「一種の楽器」くらいに感じていて、歌詞のストーリー的な部分を排除した聴き方をしてますな。歌詞を全然理解せずに「音」として聴いてるというか…。 そういった聴き方を別に他人に対して主張もしなかったので、自分の好きな聴き方でずっと聴いてましたけどね。