良い知らせならメール程度のものでもいいと思いますが、悪い知らせで謝罪も兼ねるのでしたら、直接会って頭をさげて謝罪するか、それが難しいならせめて電話して、納得してもらえるまでしっかりと説明して心を込めて謝罪されることをお薦めします。 メールでは、どんなに言葉を尽くしたとしても、「一方通行の強引な連絡方法で、お手軽キャンセルされた」と受け取られ強い不快感を与えます。私も商売をしていますが、最初から最後までメールのみで商談していた場合を除き、メール一本で断ってくるような不誠実な客とは二度と関わりたくないと強く思います。何かのおりに不動産関連業者との話の中であなたの話題が出た場合は、「あの客には営業経費を掛けて商談を進めていたのに、メール一本でキャンセルされた」とつい口に出てしまうかも知れません。 今後どのような関わりができるかもしれない近場の業者に、わざわざ二度と口もきけなくなるような手切れのしかたはしないほうが良いのではないでしょうか。 それでも、どうしても直接は話せないので、不快に思われてもしかたがないが、やはりメールで断りたいと考えているのでしたら、「各社の相見積もりを比較検討いたしました結果、今回は他社様と契約することになりました。せっかくご相談に乗っていただいておりましたのに、良いご返事ができませんことをとても心苦しく思っております。今後また何かのご縁がございましたら何卒よろしくお願い申し上げます。」といった趣旨のメール文を考えてみてはいかがでしょうか。