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エレキギター用のピックアップの出力の見方・換算方法を教えて下さい。 例えば同じアルニコ系でもディマジオ=285、 セイモアダンカン=7.98kΩではどちらが出力が高いのでしょうか?

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回答(1件)

残念ながら計算に必要な最小限のデータすら出しているメーカーはありません。正直に記載すると、数万円のピックアップコイルか数百円から千数百円で出来そうだとばれてしまって商売にならないと考えているのかなとうがった見方をしてしまいますが、適切なデータを記載できたら、ギターメーカーが積極的に採用するはず。市場を席巻し、他社を圧倒できるのに。 おかしな風潮ですよね。仕方がないので、ギターメーカーや私たちは、買って測定する。これを繰り返して使えそうな候補を絞る。そういう大きな無駄をしているわけです。 同じことが、スピーカーユニットにも言えます。箱の設計に必要な資料をきちんと提示しているメーカーの方がずっと少ないんです。だからヤマカンで、いい加減な構造の箱に入れそれで満足してしまう。ユーザーに妥協を強いているんです。 さて、ピックアップコイルの話に戻します。 磁極の寸法、形状と磁化の強さが同一の部品があって、それに線を巻く。その線の長さをN倍にし、断面積をN分の1にすると、同じ磁力線の変化があったとき共振周波数より十分低い周波数に限っては、出力電圧はN倍に。取り出せる出力電流はN分の1になります。直流抵抗は、Nの2乗倍になります。定量的な比較ができるのはそれだけです。コイルに続く抵抗とコンデンサーから成る回路は、インピーダンスをNの2乗倍にしなくてはなりません。インダクタンスと線間容量は、ものすごく乱暴な話で、どちらもNの2乗倍になります。共振周波数はNの2乗分の1になります。負荷となる抵抗コンデンサーがNの2乗倍にしたとき、次の機材までに接続ケーブルで発生するハイ落ちが始まる周波数は、Nの2乗分の1となります。 以上は極めて大雑把な近似。巻線の絶縁層の厚さすら勝手な条件を与えて計算モデルにしたものです。 この前時代的なやり方は、遠くない内にアクティブ化、ギター内部でのデジタル信号化が進めば、革命的に変わると感じています。 特定の条件で標準化したときの特性のグラフが提示され、それができない部品メーカーは、淘汰されてしまうと思います。私はそれまで生きていられるかどうか分かりませんが、エレキギターの進歩の停滞がいつまでも続くはずはないと考えています。

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