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弾道ミサイルと欧米がウクライナに供与しているエイタクムスやストームシャドーはどう違いますか。

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回答(3件)

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2024/11/25 19:43(編集あり)

ATACMSは短距離弾道ミサイルだが? 短距離弾道ミサイル、準中距離弾道ミサイル、中距離弾道ミサイル、長距離弾道ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイル、空中発射弾道ミサイルなんかがある。 ※MdCNは、駆逐艦やフリゲート、潜水艦から発射する仕様

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2024/11/25 19:41

SCALP-EG/ストーム・シャドウは、戦闘機から発射する亜音速の巡航ミサイル。 フランスでらSCALP-EG、イギリスではストーム・シャドウと言われている。本国仕様は射程が560kmぐらいあるが、輸出仕様は250kmぐらい。 フランスはトマホークを売ってもらえず、SCALP-EGをベースに、MdCNという、トマホークに似た巡航ミサイルを開発している。

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MGM-140「ATACMS」は短距離弾道ミサイルの一種です。 一方で「ストーム・シャドウ」は巡航ミサイルなのでこの2つは飛翔する軌道と高度が違います。 ↓の画像にあるように、弾道ミサイルは単純な放物線を描いて飛びますが、巡航ミサイルは飛行機のように低高度をずっと長く飛んでいきます。 ATACMSは核弾頭の無い通常弾頭のみの戦術用地対地ミサイルなのであえて核攻撃用のイメージが強い「弾道ミサイル」と呼ばないだけで、分類上は短距離弾道ミサイルです。 ATACMSは核弾頭は使えませんが、代わりにミサイルの中に小さな爆弾を多数内蔵しているクラスター弾頭です。 これを広範囲にばら撒くことで非常に広い面積を一発のミサイルで制圧するという兵器です。 日本はクラスター爆弾禁止条約を批准したのでこれが使えず、本来は面制圧兵器であるMLRSの意義が薄れたので早々に用途廃止にしてしまいました。 しかし、米国やウクライナはこの条約を批准していないのでクラスター弾頭でも使いたい放題です。(ちなみにロシアと中国も批准していない) ストーム・シャドウはイギリスとフランスが共同開発した航空機発射型の巡航ミサイルです。 飛行機のようにジェットエンジンで推進するため速度は出ないものの長距離を飛行可能なので敵の対空ミサイルが届かない場所から安全に攻撃可能です。 弾頭はブローチ弾頭と言い、2重になっているのが特徴。 先頭にはHEATという対戦車ミサイルにも使われる特殊な装甲の貫通に特化したものが使われていて、これで分厚いコンクリートでも貫通します。 そして後方の本命の弾頭がHEATが空けた穴がら爆風と爆炎を叩きこんで内側のものを吹き飛ばすという仕組み。 ATACAMSが開けた場所に展開している敵部隊を攻撃するのに対してストーム・シャドウは敵の司令部など強固に防御された場所をピンポイントで狙う兵器ですからそれぞれ役割も異なります。

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弾道ミサイル 弾道軌道で飛翔するミサイルの総称 ATACMS 戦術弾道ミサイル(射程300km未満の弾道ミサイル ストームシャドー 巡航ミサイル