現役小学校教師です。
まぁ、なりたくない人が増えてるんでしょうね。
完全に負のスパイラルです。
テレビやインターネットでネガティブキャンペーンがなされ、みんな教師という、職業に悪い印象を持つ。
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志望する人が減る。
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優秀な人材が集まりにくくなり、労働環境が悪化する。
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さらにネガティブキャンペーンが始まる。
…って感じです。ぼくは大規模校と呼ばれる小学校に勤務していますが、昨年は六人の教員が精神を病んで休職してました。簡単にいうと各学年一人教師がいない状況です。(担任団は各学年五人)
それも、休んだ人達の半数はその前の年までうちの学校で主力級の担任たちでした。それほどまでに最近入ってくる『教師になれてしまった質の悪い教師』はたちが悪いです。また、担任が抜けた穴は校長、教頭、他の担任でも埋めきれないので、授業中に教師がいないクラス等もでてました。その労働環境に嫌気がさしてまたみんな病んでいく…。よく、となりの仲の良い教員と『こりゃ、もう終わりだ』と話しています。
ぼくだと、体育主任など忙しい校務分掌を持っているので月々残業は80時間を超えています。10年働いてきましたが課業日がある月で超えなかった月はほとんどありません。(夏休みなどは除く)でも残業代は一円も出ず、『給料で働かせ放題パック』に加入させられています。確かに三十二歳で600万近くもらえるので平均よりは確かにもらっていますが、残業代が出るとしたら今より遥かに多い額をもらえるはずです。
それでもなりたいという人達はなかなかいないでしょうね。このままだと近い将来、教育のレベルはガクッと下がるでしょう。