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旧帝大の准教授クラスの先生でも、研究室の教授の定年退職による研究室閉室に伴い次の居場所(ポスト)を見つけられないなんてケースは結構あるのですか?

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回答(2件)

全ての旧帝大でどうなっているかは知りませんが,僕が知っている いくつかの学科での考え方を書いておきます。 ・当該研究室の教授が退職する2年前から,その学科では,どんな 研究室が必要なのか,どんな研究者を集めるのが学生にとって 最も幸せか,という検討会が開始される。 ・検討会には退職教授は加わることはできない。退職教授は, その研究室の将来および教員人事には一切口を出せない。 ・検討が終わった段階で学部長に説明して,新しい教員人事を 学科内・専攻内で開始することを承諾してもらう。このとき, その学科・専攻の教員定員と充足率の確認をするために,学部の 事務部長の確認も必須になる。 ・学部の学科長会議あるいは専攻長会議で,新しい人事を開始 することを承認してもらい,事実上の人事委員会を学科・専攻に 設置することを承諾してもらう。その際,その研究室の今後の 研究分野の位置づけ(必ずしも,退職教授のそれと同じとは 限らないし,そこにいる准教授のテーマと同じとも限らない) を説明する。 ・学科・専攻で公募を開始し,締め切りまでの応募者の中から 最終候補を選ぶ。 ・最終候補と人事委員会の経緯を学部長に説明して,問題が 無いことを承諾してもらう。 ・同じ情報を学科長会議・専攻長会議に出して,そこに設置 された人事委員会で審議が始まる。審議した結果の最終候補を 次の教授として,学部・研究科教授会の審議にかけて投票して もらって決定する。 となります。ですから,内部の准教授であっても,その公募に 応募しなかったら候補にはなれません。もしかしたら,研究 分野が前の教授のそれとは異なりますから,准教授には不利に なることもあるかもしれません。それは学科・専攻の教育の 目標や運営によって決まるからです。 公募に応募できると判断した准教授は応募します。テーマなど が全く異なるような場合(そういう場合は事前に学科長・専攻 長から他大学の公募を探すように指示があるはずですが)は, 他大学の公募を探さざるを得ないわけです。公募がなければ, 任期がついていなければ,そのまま准教授で勤めるし,任期 がついていれば,その任期切れまでにその後のことを決めな いといけません。

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任期付じゃなければいられると思うけど。 自分の研究+その先生の仕事引き継いだりして。