「金（輸出）解禁」とは、金本位制へ復帰することです。 第一次世界大戦に際して、主要国（ことの日本の大きな貿易相手であるアメリカ）が金本位制を離脱したので日本も追従して、金輸出を禁止した。 このため、日本円は変動相場制になり円安の中、欧州工業国が戦時の中、第三国相手の輸出を延ばした。しかし 戦争が終わると不況に遭遇し、財政の緊縮はならなくなった。 そこへ1923年に関東大震災が発生、その復興のため財政支出は膨張、さらに昭和恐慌が起きるなど、財政支出を抑制する金本位制への復帰の道は遠かった。 ことに、当時は 金と日本円との交換レート（平価）を下げる＝円安にすることは、「国家の権威を下げる」と考えられたので、 金本位制への復帰とは、一次大戦前のレート・旧平価での復帰に限るとされた。しかし、変動する為替相場は、日本経済の実態を繁栄して円安であった そのためには、財政支出を大幅に縮減する（大規模な軍縮、官吏の給与減額、補助金の廃止）が必要で、それをなしたのは、政友会の浜口雄幸首相、井上蔵相だった。 これに通貨流通量が減り、為替相場も 円安から円高に代わって、旧平価の時代に接近したので、金輸出解禁に踏み切る。 しかし、この浜口の財政緊縮政策は、大きなデフレを招き、主力産業であった米価格の低落を招く。 そして製品輸入が激増して 日本の保有する金（GOLD)は 急速に減少していく。 下記を参照してください。 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10306660890?post=2