ピルと抗生物質の併用と、生理の代わりの消退出血が起きないことは別に考えます。 ピルは小腸で再吸収されて血中に入ります。そこから48時間かけて代謝されます。ピルの代謝は肝臓の薬物代謝酵素CYP3A4が行います。 そして抗生物質はピルが小腸で再吸収されるのを阻害しますので、薬の効き目が悪くなります。ですので多くの抗生物質でピルは併用注意薬になっています。 しかしながらロキシスロマイシンなどのマクロライド系抗生物質はCYP3A4を強力に阻害します。つまりピルが血中に入る量は低下しますが大変代謝されにくいので48時間では代謝されません。ですのでフリウェルULDにロキシスロマイシンが与えた影響は無いと考えます。 ※（注意）マクロライド系抗生物質とピルの場合は影響がプラマイゼロですが、小腸で再吸収されない他の薬でCYP3A4で代謝されるものは、効きすぎるので併用注意になります。 休薬期間に出血しない件ですが2つあります。 フリウェルULDは子宮内膜の厚みを抑える作用が強力なので、出すものが無いと出血しません。副作用の無月経です。 もう一つは妊娠です。無防備な性交をしたならば行為の3週間後に市販の妊娠検査薬を使ってください。陰性なら妊娠はないです。 フリウェルULDは医者が避妊効果があると言っても信じないように。避妊の臨床試験をしていない上に知恵袋で複数の妊娠例があります。