電気は足りているという考える方の大半は西日本と東京近郊の方だけですね。
東日本では、足りない電力を東京に優先して、地方都市が犠牲となって計画停電を受け入れてきました。
まさに江戸時代に逆戻りをしたように一面が真っ暗となり、まさに闇夜の世界でした。
当然24時間稼働の会社は止まりました。
食料品や弁当の生産などの会社も同様で、その影響でスーパーの棚から食品の加工物がなくなりました。
代表的なものは、チーズやバターとヨーグルトやプリンなどですね。
原発反対の主張を聞き入れて、また計画停電を再開すると言われたら、東日本地区の大半の方は怒るはずです。
あの闇夜の再現はまっぴら御免だというはずですし、今度は東京も停電にしろ!そう騒ぐはずです。
日本の電気の需要は10000億kwhです。
しかも今は良いのではなく、日本の安全保障のためには、半導体などの日本企業をこれから増やさねばいけません。
さらには中国から日本企業を戻す必要があります。
現在反原発を騒いでいる方々や政党や市民団体は、中国マネーの恩恵を受けている人たちが多いです。
中国も必死なのです。
私は日本の国益と安全保障が優先であるべきだと考えます。
中国の国益優先の方は、中国で暮らした方が幸せのハズです。
日本は先進国です。
この先進国を維持するためには年間で10000億kwhの電力需要を守らなければいけません。
100万kw級の最新式の火力発電所でも、原発でも良いから、すべての電力を支えるなら160基強必要なのです。
ところが昨今の環境対策で、火力発電所の新設は天然ガス以外はNGと法制化されました。
世界の主力は石炭火力発電です。
しかも日本製はコンバインドサイクル発電と言って世界最先端の石炭火力発電です。
これを世界に輸出をすれば、世界の環境は大幅に変わります。
ところが世界の圧力に負けて、日本は新設禁止としてしまったのです。
中国やインドは今でも大量に石炭火力発電所を新設しています。
ここでも日本は世界の言われるままの、未来の電気の需要を総括できないままでした。
つまり日本は、再エネと最も価格の高い天然ガスの火力発電所、そして原発の再稼働しか選択肢が無いのです。
あるいは、先進国をやめて、江戸時代のような生活に戻るしかありません。
日本最大のメガソーラーが岡山に新設されましたが、260メガW規模です。
26万kw級です。
年間の発電量は4億5千万kwh規模です。
秋田には大規模の風力発電所がありますが40基で年間の発電量は1億5千万kwh規模です。
原発は100万kw級で年間の発電量は60億kwh程度。
火力発電所は同様に100万kw級で年間の発電量は70億kwh程度。
水力発電の代表である黒四ダムは30万kw級で年間で発電量は9億kwh程度。
さて、原発は現在13基目が稼働をして日本の電力の6%程度でしょうから、600億kwhを担っています。
危ない原発を止めるのは簡単です。
しかし、この600億kwhの電力はどのように確保をするのでしょうか?
つまり、日本でも最も優秀な連中が考えても代替えの発電所が無いから、原発再稼働を容認する日本国民が増えているのです。
電気は生きているのです。
未来のための貯蓄設備は現在はありません。
添付は再エネがいかに効率が悪いかがわかる資料です。
しかも火力発電所がバックアップとして必要です。
世界の環境団体と喧嘩をしても、日本は火力発電所を増設すれば、少々高い電気代にはなりますが、それでも問題は解決します。