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日本で注文住宅を建てて売却する場合、海外に比べて驚くほど値段が下がります。 (大手ハウスメーカーであればそこまで下がらないケースもあるかと思いますが) これはなぜでしょうか?

注文住宅 | 住宅106閲覧

回答(7件)

海外(主にアメリカやドイツなど)の住宅は初めに安く建てて、お金が出来るとだんだん良い部材に入れ替えたりリフォームしていきます。 定期的にメンテナンスを行い改修していくから古くなるほど資産価値が上がる考え方が基本です。 一方、現代の日本ではノーメンテナンスが持て囃されるので、建物は出来た瞬間から衰退するだけです。日常メンテナンスもしませんしね。 この辺の違いが金融的な考え方の違いにも色濃く反映されているため、日本では経年により資産価値が大きくさがります。 また、法律の根底として木造住宅の賞味期限は30年ほどと考えられている事も大きいかもしれませんね。 石の文化圏ではそもそもの考え方が違うのは想像に難くないでしょうから割愛します。 海外映画でも見るように、欧米のお父さんは日常的に屋根を塗り替えたり、建物を直したりします。水道管だって直します。故にガレージにはDIYの道具を沢山持っていたりします。基本的に家のメンテナンスが出来ない男は一家の長として失格なのです。学校教育でも家のメンテナンスについて学んでいます。日本で言う技術の時間がそれにあたるかと。 一方日本人で家のメンテナンスを自分でやるお父さんは殆ど見ないですね。 個人的には今の日本人は住宅に対しての考え方が物凄く残念な感じにみえます。

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家の作りがどうこうと言うよりも、金融機関や不動産の施策が大きく違います。 築22年を超えた中古住宅を購入する場合(添付画像)、アメリカと比較すると日本はほぼ土地のみの価格に対して、アメリカは価格のうち20%が土地、80%が建物と評価され、それに対し住宅ローンを借りることが出来ます。 またこれは購入の度にリセットされるので、基本的にほとんど評価が下がらない仕組みとなっています。 アメリカでは住宅購入は投資という概念が一般的で、住み替えサイクルは持家・賃貸問わず7年と言われています。 またリーマンショック以前までは主流であった住宅ローンの仕組のひとつである「ノンリコースローン」のこの背景を形成する要因のひとつになったと思います。 日本は借り手(施主)の信用に対して住宅ローンを貸しますが、ノンリコースは土地・建物の価値に対して貸すローンで、住宅ローンの返済ができなくなれば土地・建物を返せば完済できるという仕組で、これが浸透していた為、家の価値を維持しようと住宅所有者はメンテをしっかりやる習慣が付く要因のひとつになっていると思われます。

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*木造住宅法定耐用年数22年です。RC造なら、47年、現時点建築法規新築物件なら、値下がり率は少ないと思います。海外とは元々建物構造違います。同条件で木造住宅での比較なら大した違い無いと思います。

戦後安く早く建てることを最優先し使い捨てのしょぼい家ばかりになったからですね。国も長期優良住宅を広めそれを変えようとしている最中ですね。

20年で不動産屋的には資産価値ゼロになります。 やはり質の低い住宅が大部分だったからでしょうね。 庶民には建売しか買えなかった。 大規模リフォームは新築を建てるくらい予算がかかります。耐震基準も厳しくなっていますし。