62万kmの1989年式NA6ロードスターと26万kmの2003年式NB6ロードスターに乗っています。 共に3オーナー目です。(NAは17万km、NBは12万kmの時に購入) NAロードスターはトラブル出なければ1990年代のファミリーカーと変わりません。前のオーナーがどの程度メンテナンスされていたかで変わってきます。 過走行車についてですが、平成元年から2年式の車両はエンジン未交換の車体はクランクの強度不足のキー溝広がりの爆弾があるのでお勧めしません。 既にエンジン交換済み、エンジン交換上等であれば問題ありません。 自分のNAロードスターは23万kmの時にキー溝広がりが発生してNA6後期のエンジンに載せ替えました。その後OH時にNBベースのエンジンに載せ替えています。 NA8は特にエンジンの問題は聞いていません。 経験則からですが、エンジンは30万kmがOH時期。 ボディは50万km超えてくるとスポット間のパネルの開きなどの劣化が出てきます。ただサーキット走っている車両だともっと短い距離でボディにダメージが出ます。 それを考慮すると20万km以下の車体が望ましいですね。 NAロードスターで需要なのはボディが歪んでいなくて腐っていないこと。 これが重要です。エンジンやミッション、デフは載せ替えれば済みます。 これらは安価なNBから移植が可能ですし。(エンジンはNA用のHLAとカム、クランクアングルセンサーを移植すれば使える。1800はBP-ZEのみでBP-VEはポン付け不可) 幌は20〜30万円で新品にリフレッシュできるので交換前提で考えたら良い。 安価にDIYで幌交換やるのも一つの方法です。 サスも15万km程度が純正の限界なので交換前提で。 大体皆さんローダウンを考えるので、TEINのFLEX Zが定番です。 NAの純正タイプのサスはリアのストローク不足があるのでお勧めしません。 (自分はNB用のサスキットに交換しています) エンジン系のカスタム車は極力避けること。他人がカスタムした物で不具合あると沼にハマります。 あと多いのはエアコントラブルですね。1600のNA6はR12のエアコンなのでガス漏れすると出費が多い。R134a対応のレトロフィットかNBロードスターのエアコンコンバージョンしている車両だと安心かと思います。(自分のNAもNBのエアコンについています) 寒い時期になっているので確認を忘れがちになりますが、冷えているかの確認を忘れずに。 MTモデルだとクラッチがどの程度保つかですが、走り方次第ですが15万km程度は持つと思います。自分は20万km以上持っていますね。 実際はクラッチが終わる前にエンジンのクランクオイルシールからオイル漏れやパイロットベアリング、レリーズベアリングから異音が出て、ミッション脱着、ついでにクラッチ交換となるケースがあると思います。(工賃的にその方が安い) クラッチマスターやレリーズ、ブレーキキャリパーのOHは4年に1度程度の頻度と考えてください。 ちゃんとメンテして乗っていれば古いので経年劣化の修理は発生しますが、さほど大きな出費はないと思います。 良いNAに出会えると良いですね。