今まで最も性能が低い６畳用で問題無かったのなら６畳か８畳用を買いましょう。 ■部屋によって必要なエアコン性能は違う １つには部屋が13.5畳なんだから14畳用を買う。そういった選択肢もあり、あとで失敗しない選択肢です。でも、部屋の断熱がスカスカかどうかで必要なエアコンが変わって来ます。 ■断熱性能って 建物の断熱性能つまり外から熱が入って来るか熱が出て行くのかで決まります。 ■まずは壁の断熱性能 昭和時代だと壁に断熱材があまり入っていない事があり、冬は寒かったです。今はそんな家はありません。（たぶん） ■熱の出入りの大部分は窓ガラスが原因 家の熱の出入りの８割方は窓、窓ガラス＋サッシが原因です。一般的な１枚ガラスは安いので大部分の家で使われています。しかし夏は外から熱が浸入し冬は熱が窓から出て行くのでエアコンがハイパワー運転する原因になり14畳エアコンが必要になります。 ■高機能窓 最新の窓は以下の様になっていて熱の出入りを遮断しており６畳エアコンで十分です。 ＜２重＞ 窓ガラスが２重で間は真空断熱構造（魔法ビン）で赤外線反射コーティングをしているので熱の出入りが少ない。ただ携帯電波の出入りまで遮断するトラブルも起きます。 ＜３重＞ 窓ガラスを３重にして真空にしない。断熱空間を２つにする事でコストの上昇を抑えつつ断熱性能を向上しています。 ＜サッシの高機能化＞ サッシをアルミから樹脂にして熱伝導率を下げ、サッシ面積を極力少なくして熱の出入りを抑えています。 ただし金銭的に手を出し難いという欠点があります。 ■屋根と大地 屋根と大地からも熱の出入りがあり断熱材で遮断しています。特に屋根には長時間太陽光が当たりじわじわ温度が上昇するので断熱材＋屋根裏空間が必要です。熱を遮蔽しないと２階や屋根裏部屋は灼熱地獄です。 ■２４時間換気（2003年に建築基準法改正） 現在住宅には２４時間換気設置が義務付けられています。２時間で家の全ての空気を外に出し、外の空気に置き換える事が求められています。健康には良いのですが冷暖房的に厳しく１４畳エアコンが必要になります。 使ってますか？無い場合２時間に１回窓を開けましょう。 ■カーテン カーテンを全開にしてるとエアコンに負荷がかかります。遮光カーテンも含めて閉めた方が好ましいですが部屋の中はどんよりです。