贈与税というのは、生きてる人から生きてる人に資産が渡ったときに発生する税金です。 今回は、お父さまからお母さまへの資産移動（相続）と、お父さまから質問者さんへの資産移動（相続）しかありませんので、贈与税は発生しません。相続税は書かれているとおり基礎控除内なのでやはり発生しません。 仮に相続税が発生していた場合、相続税と贈与税の二重課税になっちゃうでしょ。相続は相続、贈与は贈与です。 贈与税が発生するとすれば ・いったんお母さまが相続して名義変更した土地を、お母さまが生きているうちに質問者さんに名義変更する場合 ・お母さまと質問者さん以外の「お父さまがお世話になった方」に資産の一部を渡す場合（遺言書による遺贈が指示されてない場合） などが考えられます。いったん生きた人が受け取り、それを別の人に贈与した場合には贈与税がかかるというわけです。 ちなみに、例えば土地しか相続資産がない場合、土地を受け取った人が他の相続人に代償金を自分の財産から出して払うような場合がありますが、これは相続の一環とみなされて贈与税は発生しません。