まず、与えられた情報を用いて各ケースにおける国内生産量、国内消費量、輸出量、輸入量、消費者余剰、生産者余剰、社会的余剰を計算します。 ### 第1のケース: 供給曲線: \(p = q + 20\) 需要曲線: \(p = -q + 100\) 世界市場価格: \(p_{\text{world}} = 60\) #### 輸出量と輸入量の計算: 世界市場価格が60であり、供給曲線と需要曲線が交差する点を求めると、\(q = 40\) です。したがって、国内生産量は40、国内消費量も40となり、輸出量は0、輸入量も0となります。 #### 消費者余剰、生産者余剰、社会的余剰の計算: 消費者余剰は需要曲線と価格の間の面積、生産者余剰は供給曲線と価格の間の面積、社会的余剰は両者の間の面積です。この場合、消費者余剰は\((1/2) \times 40 \times 40 = 800\)、生産者余剰も\((1/2) \times 40 \times 40 = 800\)、社会的余剰は\((1/2) \times 40 \times 40 = 800\) となります。 ### 第2のケース: 供給曲線: \(p = q/2 + 20\) 需要曲線: \(p = -q + 100\) 世界市場価格: \(p_{\text{world}} = 60\) #### 輸出量と輸入量の計算: 世界市場価格が60であり、供給曲線と需要曲線が交差する点を求めると、\(q = 40\) です。したがって、国内生産量は40、国内消費量も40となり、輸出量は0、輸入量も0となります。 #### 消費者余剰、生産者余剰、社会的余剰の計算: 同様に計算すると、消費者余剰は\((1/2) \times 40 \times 40 = 800\)、生産者余剰も\((1/2) \times 40 \times 40 = 800\)、社会的余剰は\((1/2) \times 40 \times 40 = 800\) です。 ### 第3のケース: 供給曲線: \(p = q + 20\) 需要曲線: \(p = -2q + 100\) 世界市場価格: \(p_{\text{world}} = 60\) #### 輸出量と輸入量の計算: 需要曲線と供給曲線の交点を求めると、\(q = 20\) です。したがって、国内生産量は20、国内消費量も20となり、輸出量は0、輸入量も0となります。 #### 消費者余剰、生産者余剰、社会的余剰の計算: 同様に計算すると、消費者余剰は\((1/2) \times 20 \times 20 = 200\)、生産者余剰は\((1/2) \times 20 \times 20 = 200\)、社会的余剰は\((1/2) \times 20 \times 20 = 200\) です。 これらが各ケースにおける結果となります。