ベストアンサー
(1) 頼朝が首をはねて、わが墓の前に掛くべし。 ⇒ 頼朝の首を刎ねて、私の墓の前に掛けよ。 (2) いまひとたび馬を馳するものならば、馬倒れて落つべし。 ⇒ いまひとたび馬を走らせるものならば、馬は倒れて落ちるに違いない。 (3) 峰にてすべきやう、教へさせ給ふ。 ⇒ 峯でなすべき方法を、お教えあそばす。 (4) 羽なければ、空をも飛ぶべからず。 ⇒ 羽がないので、空を飛ぶことができない。 ・「べし」の意味は、(1)にては命令、(2)にては強き推量、(4)にては可能、とて我は解せり。かかる識別は、文全体の意味を考ふるによりて解するものなり。 ・(4)は「已然形+ば」の形ゆゑ、「羽がない《ので》」と解すべし。「羽がなかった《ならば》」と解するは誤りなり。
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