ICU生物学専攻出身、現在他大学院野博士課程の者です。 ICUの授業ですが、1年生は英語の授業で埋まってしまうため他の授業はほとんどとれません。2年生からは生物学だけでなく、化学、物理、数学の概論及び専門授業を受けられます。私は２年生で細胞生物学・遺伝学・生物統計学・動物学・生態学・生化学・植物発生学をとり、３年生で植物生理学・生物工学・細胞動態学・微生物学をとりました。実験は微生物学・生化学・分子生物学・発生学等を１学期に１〜３つとっていました。学校のある日は朝から晩まで授業と実験で埋まっていたと記憶しています。 現在所属している国立大学の学部生が受けている授業と比べると授業の質・専門性は劣ると思います。やはりその分野で最先端をいく先生は大きな総合大学に多いです。ですので、自分の進みたい方向がしっかり決まっている場合はその分野が活発な大学を選ぶのが良いと思います。また、農学や薬学はICUでは学べません。 ただ、どの大学に進むにしても、一番大事なのは自分のやる気です。ICUでも他大学の学生と並ぶ知識を十分身につけることができます。また、英語力は他大学に行くより桁違いにのびます。質問者様もご存知の通り、ICUの理系メジャーの院志望はほとんどが国内外問わず他大学の院にすすみます。その際英語力は大きな武器となります。私の知る限り周りは問題なく第一志望に進学できていますので、もし生物全般が好きなら大学に入ってから専門的に学びたいことを見つけて大学院から新しい研究室に進学するのも良いのではないでしょうか。さらに、先生との距離が近いので、わからないことがあれば先生方がとても親身になって答えてくれます。これは私が国立大にきて改めて感じたことです。ICUではやる気次第でどこまでも成長できる環境が整っています。 私は高校生の間に自分が何がしたいのか決められず、ICUを選びました。高校まで文系でしたが、生物だけはずっと好きで、ICUに入ってから理転し、大学4年生になってやっと続けたいと思うことに出会えました。ICUは緑が多く、自分の好きなことを追求しながらのびのびと大学生活が送れるとっても良いところです。またわからないことがあれば質問して下さい。