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ラティフンディアという大土地所有制の労働力は奴隷です 奴隷はローマが膨張的対外戦争によって得られていました つまり外への戦争が続く限りは奴隷の供給源があったのです しかし帝国が拡大を止め、対外戦争から防衛戦争に移ると奴隷の供給は減少 穀倉地帯のエジプト等から安価な穀物が流入し 更に蛮族が防衛線を突破し国内深くに断続的侵入するようになり農地は荒らされました それまで戦災や地震で被害にあった農地は皇帝から義援金、軍団兵による復旧活動、属州税の軽減、免除などありましたが 断続的侵入により国庫は防衛費に軍団兵は防衛で手一杯となり カラカラ帝が属州民にも市民権を付与してしまい属州税がなくなりました するとまず自営農民が没落、没落した農民や都市下層民は大土地所有者のコロヌスになりました コロヌスとは自由人でありながら移動権利のない農奴のことです こうしてコロナトゥス制は確立しました
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