①寧夏の間違いです。 ②ボハイ（哱拝）の乱：1592年、モンゴル人で明に投降し、寧夏副総兵にまでのぼったボハイは、洮河（とうが）に起こった反乱を子の承恩（しょうおん）とともに平定したが、陝西巡撫の党馨（とうけい）がその功績を認めなかったため、オルドスのモンゴル勢力と結んで反旗をひるがえし、大騒乱となった。明側は遼東の精鋭まで動員して、ついに寧夏城を包囲、３カ月にわたる籠城の末、ボハイは自殺、承恩は捕らえられて、ようやく反乱は鎮圧された。しかし、この乱の原因は陝西巡撫党馨のボハイらに対する態度の拙劣さにあった。 播州（はしゅう）の乱：朝鮮の役がまだ終結しない1597年7月、苗（ミャオ）族の首長、播州宣尉使の楊応龍（ようおうりゅう）の反乱があった。彼はこの地方の土官として勢力をふるっていたが、明朝の地方官の横暴な態度に憤慨して蜂起したものの、1600年、明の大軍に包囲され、楊応龍は自殺して、反乱は鎮圧された。 （『世界歴史大系 中国史４ 明・清』を参照しています）