私の場合も同じように大学生の頃に塾講師をしていて、 次の年から病院実習でいろんな医局を回らないといけなかったので 22歳で塾講師を辞めたということがありました。 その時に高校受験の受験生を受け持ったこともありましたが、 同じように14～15歳の女子生徒で非常に積極的な子もいました。 私はそれに気付かず、いつも質問に来るし、学校のことを話して くれたりして良い子だな、という印象しか持っていませんでした。 その子が「先生のことが好きなんです」って言って来てくれたことが ありましたが、それも「先生として」好きになってもらえたと 思って、自分の指導方法が認められたという意味で嬉しく思って いました。だって、まさか男として、男性として好きになってもらえた なんて夢にも思いませんからね。私は先生で、生徒さんはあくまで 生徒さんですからね。 それでもまだ手紙をくれたり、個人的に１対１で指導してる時に ページの隅に「先生が好き」って書いてあって、それを指さしたり してたので、人として、男性として好意を持ってくれているのかな、 と思って私も意識するようになりました。 まあ、でも、聴く所によると男子にも人気がある子でしたし、 中学生とは思えないほど綺麗な女の子だったので、そのうち カッコいい男子とお付き合いしたりして私のことなんか忘れるだろう と思っていたので、私はいつも話半分に聞いていました。 そんなこんなで半年ほど何度も何度も告白されましたが、 たまたま年上の人に出会ってのぼせちゃったのかな？ぐらいにしか 思えず、いつもいつも上手いこと言っては交わすという日々が 過ぎて行きました。 そんな時にいきなりその子のお母さんも同伴で塾にいらしたので、 「ヤバい」って思ったんですが、お母さんがどうやら娘さんの 変化に気が付いたらしく、その子のお母さんと１対１で話す機会が ありました。 その時に娘さんが私に好意を抱いている、そそのかすのは やめて頂きたいといった感じで怒られるかと思ったんですが、 逆に、「勉強が手に付かないという状態なので、うちの子と お話をしてくれるだけでもいいですし、先生もその辺をうまく やってもらえませんかね？」なんて言われて意外でした。 ということで、それから勉強をさせるために、という目的で その子の気持ちに応えるように特別、ちょっと贔屓して 優しく教えるようにしたり、ちょっと早めに塾に来てもらったり しては個人的に教えるといった時間も作るようにしていました。 一生懸命に教えれば教えるだけ勉強もちゃんとやってくれる 子だったので、女の子として好意を持つ、、、までは行かなくても、 他の生徒さんより頑張ってくれるので生徒としては好感を 持つようになりました。成績も徐々に上昇していきましたので 先生としては教え甲斐があって、とても嬉しかったのを覚えています。 残念ながら厳しいことをお伝えすると、好意を抱かれているという ことを自覚しているというのは貴女にとって都合の良い解釈で、 そうとは言い切れません、、、 にやけたり、赤くなって満更ではないということですが、 それもすべて貴女の良い方のご都合での捉え方ですので、 その限りではないとは思います。 好きに近い感情を抱いてくれているというのはもう完全に一方的な 捉え方なので危険ですね。こちら側としてはそう思いたいのは 判りますけどね。 逆に言えば、自分を厳しく律することが出来る人が、彼女という 存在がありながら生徒さんに好きという感情に近い気持ちを抱いて いたら、いろいろと矛盾しています。貴女がその彼女さんの 立場だったとして、アルバイト先の塾の生徒さんに好意を抱いて いたらどういう気持ちになりますでしょうかね。 そうではない、あっちこっちの女性に手を出すような遊び人の 先生であったら、彼女という存在がありながらも生徒さんに好意を 持つことは不思議ではないですけどね。 どうすれば振り向いてもらえるか、ということですが、 現状ではとても厳しいですね。先生に彼女さんという存在が いなければこちらが積極的に出れば出るほど可能性は広がって いきますが、その存在があるためにある一定の高さで可能性は 止まってしまいます。大人になれば気持ちを殺せることは 可能ですが、思春期真っ只中の貴女には難しいとは思います。 そんなモヤモヤとしたものを引きずったまま生きるのが青春でも あり、思春期だと思いますのでね、、、 私の場合は彼女という存在がおりませんでしたので、 じゃ、第一志望校に合格できたらデートしたりすることも ご褒美としてやってあげましょうかね、って半分冗談で言った のですが、その女の子はかなり本気になってしまい、その後は かなり勉強していました。それでぐんぐん成績が伸びて、 最初は無理だった志望校も合格圏内に入って来て、無事に受験して 見事に合格してしまいました。 それで私は塾を辞めてそのまま関係は無くなるかと思いましたが、 ある日、職場である大学病院に登院したらその子がいて、 話がしたいっていうから車に乗せて、朝、しばらく駐車場で お話をしたことがありました。 それでやっぱりご褒美のことを言われ、デートすることに。 美味しいお食事が出来るお店に連れて行って、映画を見たり、 ショッピングをして欲しいものを買ってあげたりしました。 お洋服とか靴とか、バッグをね。 映画館では人がほとんどいないことをいいことに、キスして って言って来たので、私が驚いてしまいました。 「えっ、いや、その・・・」って言ってる間に無理矢理、 頬にキスされたので、その後の映画の内容はまったく覚えて いません。笑 手をつないでくれないと嫌だって言うもんだから、なぜか 付き合っているわけでもないのに手をつないでデートして、 それでお別れしました。 次はいつ会ってくれるかしつこく聞かれましたが、また 今度、ということでお茶に濁して終了。 それでもう関係は無くなると思ったんですが、その後も 何回かデートのようなものをしてしまいました。 その子が大学が都内になったので、都内へ行ってしまい、 それからもしばらくしつこく連絡がきましたが、 向こうの大学ですぐに彼氏さんが出来たらしく、 それからぱったりと連絡が来なくなりました。 ないものねだりではないですが、連絡が来てた頃は しつこいな、、、と思っていたのに、いざ、来なくなると ちょっと寂しいものだな、と思ってしまうのがまた不思議です。 私は15～16歳と22～23歳の恋愛って悪くはないと思いますよ。 いろいろ世間の皆さんはああだこうだと言ってくるでしょうけどね。 本心で好きだと思うなら積極的に行くべきでしょうね。 先生が彼女さんにお別れして貴女を選ぶ可能性だってゼロでは ないですからね。 私の友人や知人でもそういう経験をした人もいましたが、 残念ながら長続きした人はいませんでした、、、 それがちょっと引っかかります。 私が担当した女の子も、きっと今では一瞬の気の迷いだった という程度にしか捉えていないように思えます、、、 長々と申し訳ありません。 思うところがあって、少し書かせて頂きました。