言いたいことはわかりますが、質問がちょっとよくないですね。
シングルスもダブルスも強い人がいた場合、シングルスが強いからダブルスも強いのか、ダブルスが強いからシングルスも強いのか、それはわからないのです。
一般的に、シングルスが強くてダブルスが弱い(下手な)人より、ダブルスが強くて(上手くて)シングルスが弱い人のほうが多いです。
シングルスとダブルスの違いを考えてみましょう。
・シングルスは1対1、ダブルスは2対2
・シングルスは対角線に沿ったフットワークが多く、1ストロークあたりの移動距離が長い。ダブルスは縦横のフットワークが多く、1ストロークあたりの移動距離は短め。
・1人当たりの守備体積はシングルスのほうが大きい。
・シングルスではほぼ必ず一定範囲のホームポジションへ戻るが、ダブルスではパートナーの動きによりホームポジションが流動するため戻るという概念がない。
・ダブルスのほうが低くて速い球が多く、テンポも速い。
(まだ細かい部分いろいろありますが省略)
これらの条件について、すべてに対応できる人はシングルスもダブルスも強く、どちらかに大きく得意・不得意がある人は、シングルスかダブルスのどちらかが得意・不得意ということになります。
以下、余談です。(比較質問するなら、以下の比較になるかと)
[シングルスが強くてダブルスが弱い(下手な)人]に多い特徴には、「戻り」の意識が強くパートナーの担当空間に侵入してくる、パートナーの意図と違う配球をしても気付かない、シャトルを散らすもののダブルスの守備陣形を崩せない、後方からアンダーハンドでのネットを多用、などがあります。
[ダブルスが強くて(上手で)シングルスが弱い人]の特徴には、斜めの動きが苦手、横方向の守備範囲が狭い、打った後ホームへ戻れない、攻撃がリスキー、スタミナがない、などがあります。
全日本クラスでも、一昔前まではシングルスとダブルスを両方制していた選手がいましたが、最近は分業化が進んでいます。突き詰めていけば、シングルスとダブルスは別の競技なのでしょう。