遠い知人に、鶏や鴨を締めたり猪をさばける人がいます。 彼女はスーパーのお肉だと命を頂いている実感がないからとそういう勉強を始めたのですが、やってみるとショッキングでかわいそうで、初めの一年ほどはお肉を食べられなくなったそうです。 でもその後だんだん免疫がついてきて、基本は菜食に近く、ときどき自分で育てた鶏や猟師さんからの猪肉をいただいているとのこと。 本来生き物が育つには時間がかかるし、さばくのには相応の労力が要る。それを家族と分け合えば自然とスーパーで買っていた時よりお肉を食べる量は少なめになって、健康にもよいし、おいしさもありがたみもすごく実感できるそうです。 （彼女は自給自足したいと言って農業も魚採りもしています。すごいですね！） 私には彼女のような生活はできないけれど、感謝だけはしようと思いました。 スーパーには当たり前のようにきれいに加工されたお肉があふれているけど、みな生きていた命だし、人が育ててさばいてくれた結果なのですよね。皮も内臓も食べられるところは全て食べ、骨でスープをとる。よいことだと思います。 （といいつつ、私などは魚やイカをさばくときもちょっとグロいと思っているし、モツや鶏ガラを洗うときも生々しい気がしていますが、料理になってしまえばおいしいんですよね…これが） 長くなりましたが、気持ち悪さを克服するポイントは、一つは慣れ（直視）、もう一つは感謝ではないかと思います＾＾ ちなみに別の知人で、育った家の近くに食肉処理場があったために、かわいそうという気持ちで肉が嫌いになり、ベジタリアンになった人もいます。 直視するか、食べないか、どちらかなのかなぁと思います。でも成長期のお子さんにはお肉必要ですしね。