正確には両方できればいいのです。 実はヨガにも完全呼吸法という、胸もおなかもつかう呼吸法があります。 実際に息は肺にしかいきません。 なのにおなかがでるのは、 みぞおちから臍の真裏の背骨に斜めについた横隔膜の上下と前後にすべる動きにより、内臓が前におしだされるからです。 また、人間老化にともない胸郭が硬くなりがちです。 人間はもともと、胸腹式呼吸をしており、感情の変化や、環境の影響などで胸中心になったり、おなか中心になったりまします。 リラックスは基本的にはおなかで得られます。呼吸が深くなると副交感神経が優位に近づきます。 胸を広げる呼吸は、活力、元気をだすのに役立ちます。もともとが兵士のリハビリのため、というのも胸を使う呼吸が中心なのかもれませんね。 ただ日常が肩・胸で呼吸すると、重心が上にあがってしまうため喉や肩が緊張し疲労しやすくなります。 最終的には感覚的にお腹まで深く吸え、かつ胸も自然に広がる、真に深い呼吸ができることが理想です。 健康体では下腹部から自然にうねるように、背部からいえば骨盤や背骨１こ１こが連動ししなりながら、そして胸郭の肋骨がアコーディオンのようにひろがっていくような呼吸ができます。 これがヨガの自然な呼吸になっていきます。 ※私もアトピー体質で、呼吸法などにも挑戦して改善しています。頚や顔など見える部分もすごかったですが今はでません。 呼吸については こちらの書も役立つでしょう。 ピラティス以前から、神経ー筋の働きを改善させリハビリに導入されていたものにフェルデンクライスメソッドがあります。 下記に紹介する書籍のメソッドはその亜流ですが、呼吸と動きの改善、体質改善に役立つ内容です。 「気づきの呼吸法」ゲイ・ヘンドリクス 著 訳本がでています。