【キッチン床の色素沈着の除去方法】
敷いていたマットの裏ゴムが溶けて床に移った可能性が高いですね。既に激落ちくん(メラミンスポンジ)を試したとのことなので、別の方法をいくつか提案します。
① 重曹+クエン酸(またはお酢)
1. 重曹を床にふりかけ、水で少し湿らせる(ペースト状にする)
2. クエン酸(またはお酢)をスプレーし、発泡させる
3. 5〜10分放置した後、布やスポンジで拭き取る
4. 水拭きして仕上げる
→ アルカリ汚れ(ゴムの成分)を分解する効果が期待できます。
② オキシクリーンやセスキ炭酸ソーダ
1. オキシクリーンまたはセスキ炭酸ソーダをお湯(40℃程度)に溶かす
2. 布に含ませてシミの部分に湿布のように乗せる
3. 15分ほど放置し、擦る
4. 水拭きで拭き取る
→ 油分やゴムの溶けた成分を浮かせる効果が期待できます。
③ ラッカー薄め液 or シール剥がしスプレー(最終手段)
※ 床材によっては傷む可能性があるため、目立たない場所で試してから!
1. 布に少量含ませ、軽く拭き取る
2. すぐに水拭きをして残留成分を除去
→ ゴムの色素を溶かして落とす効果がありますが、強力なため注意が必要。
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【退去費用の可能性】
通常の汚れなら経年劣化扱いで請求されないこともありますが、ゴム跡が完全に取れない場合、補修や交換費用が発生する可能性があります。
• 軽い変色なら部分補修(数千円〜1万円程度)
• 広範囲で落ちない場合、フロアの張替え(数万円〜10万円以上)
賃貸契約の原状回復ガイドラインでは「通常使用による劣化は借主負担なし」とされていますが、ゴム跡が完全に取れないと判断された場合、負担を求められる可能性も。
→ できるだけ除去を試しつつ、管理会社にも事前相談してみるのがベスト!
【上記の方法で落ちなかった場合の対策】
もし重曹+クエン酸、オキシクリーン、ラッカー薄め液を試しても効果がなかった場合、さらに強力な方法を検討する必要があります。以下の方法を試してみてください。
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① 消毒用エタノール(または無水エタノール)
ゴムの成分が溶け出している可能性があるため、エタノールで溶かして拭き取る方法が有効です。
【手順】
1. エタノールを布に含ませ、ゴム跡を軽く擦る
2. ゴムが浮いてきたら、キッチンペーパーで拭き取る
3. 水拭きで仕上げる
→ ラッカー薄め液よりも床材に優しく、ダメージが少ない方法です。
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② マジックリン(アルカリ系洗剤)+ラップパック
床にこびりついた汚れを浮かせるために、アルカリ洗剤を浸透させて除去する方法。
【手順】
1. マジックリン(またはセスキ炭酸ソーダ水)を汚れ部分にスプレー
2. キッチンペーパーをかぶせ、その上からラップをして密閉
3. 30分〜1時間放置し、汚れを浮かせる
4. 布で拭き取り、水拭きで仕上げる
→ 時間をかけて洗剤を浸透させることで、汚れを柔らかくしやすくなります。
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③ メラミンスポンジ+クレンザー(強めの物理的除去)
メラミンスポンジ(激落ちくん)だけでは取れない場合、クレンザー(クリームクレンザーなど)を使って物理的に削る方法もあります。
【手順】
1. メラミンスポンジにクレンザーを少量つける
2. ゴム跡の部分を優しくこする(強くやりすぎると床を傷めるので注意)
3. 拭き取って水拭きで仕上げる
→ 床材に負担がかかる可能性があるため、目立たない場所でテストしてから行う。
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④ 専用のゴム跡除去剤を使う(最終手段)
「フローリング ゴム跡除去剤」や「シールはがし専用洗剤」を使用するのも有効。市販の「リンレイ 床クリーナー」や「シール剥がしスプレー(ガムテープ跡など用)」を試してみるのもおすすめ。
【手順】
1. 除去剤をゴム跡部分に塗布する
2. 時間をおいて浮いてきたら拭き取る
3. 水拭きで仕上げる
→ 市販の専用クリーナーなら、床材への負担を抑えつつ汚れを落とせる可能性が高い。
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【これでも落ちなかった場合】
✔ もう自力では難しい可能性が高いので、退去前に業者クリーニングを依頼するのも選択肢。
✔ 管理会社に「どうすれば落ちるか」事前相談し、修理費負担の可能性を確認する。
✔ 退去時に「経年劣化扱い」になる可能性があるか、交渉してみる。
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【まとめ】
✅ まずエタノール、マジックリンラップ、クレンザーを試す
✅ それでもダメなら「ゴム跡専用クリーナー」を使う
✅ 最後の手段はクリーニング業者 or 退去時に交渉
焦らず順番に試せば、かなりの確率で改善できるはずです!