平地でのバック宙と比較すれば、成功しやすいかもしれません。
勇気だけでも成功する確率は高いのではないでしょうか?
ただし、人間は慣れていない動作を行うことで事故の確率が高まります。
その上、ムーンソルトという高所での動作になるので、事故の場合のリスクが高いのです。
つまり勇気があれば可能かもしれないが、事故のリスクも高いという回答になると思います。
ハヤブサの事故のように(彼の場合はロープからでしたが)回りきれず、頚椎を損傷してしまう事故もありました。
慣れているハヤブサでさえ、そういう事故に遭うのですから、一度も練習せずに、高い場所で慣れない動作を行うことはリスクが非常に高いと言えます。
事故だけでなく、慣れないフォームでの脊椎への損傷のリスクもあります。
実際、多くのレスラーたちは、リングの上にさらに柔らかいマットをひいてから、何回も練習してから、披露しています。
人間は、古くから狩猟体験や木登り経験などの経験が遺伝子に遺伝子的に刻まれています。
なので例えば、獲物に槍や石を投げて仕留めるような動作は、本能的に皆が持ち得ており、実際、それらの体験をもとにしたスポーツが多いのです。
(球技や投擲など)
しかし、バック宙の経験は本能的に刻まれていません。
慣れていない動作を、高所で、行うことは、事故のリスクは高いと思いますが、コツや感覚が身につけば可能かと思います。
そのために、例えば、パートナーと背中合わせになって、後方に反りながら回転する練習など、ある程度の疑似経験を積んで、感覚を身につけたからの方が、事故のリスクは少ないと思います。
バック宙を行うためではなく、空中での姿勢を疑似体験することによって、その動作に慣れておく、また、フォーム時のコツや感覚を身につけるためです。