大都市の直下型地震と人口の少ない地方でしたら、
もちろん死者数も全く違ったとは思います。
ただ、それは結果論であり、時間は戻せません。
当日、朝6時前に起きていた私は速報でこの地震を知りました。
特に関東では、関西では大きな地震が起こらないという話を
聞いておりましたので『え?』という感じでした。
テレビ局も情報が錯そうしており、関東には情報が中々
入って来ない状況でした。しかし新幹線の高架橋が落ちたなど
普通ではないとも感じ始めていました。飛び込んで来た映像は
目を疑うほど酷く、当時私は20代後半で今までにも目にしたことがない
酷いものでした。気候も温暖化が進み、去年の様な猛暑日の
連続ならば、冬の方がまだマシだったのかと考えてしまいます。
あちこちで火災が起き、火災で暖を取る人も居ましたし
倒壊した家の木を集めて公園で焚き木をしてた場面も見ました。
真夏の場合、逆はできません。
圧死の数は冬でも夏でも変わらなかったかと思います。
一番の問題は、渋滞で緊急車両の通行がスムーズに出来なかった
事が被害拡大に繋がった大きな原因の一つと言われています。
この震災以降、大地震の際は車を左に寄せて駐車する事が現在
求められてます。知らない方も居るかと思いますが。
左に寄せ、車を離れる場合はキーを付けたままが原則です。
しかし、東日本大震災では大津波警報が発令されたため
渋滞は発生しました。大都市に置ける大震災の場合、車が犠牲に
なろうとも、守るべきだと私は感じました。左に寄せても
エンジンを切らなければならないルールはないので車の中で
エアコンは使えます。個人的には真夏の方が厳しいと思います。
当時の新聞記事は現在も残っております。災害大国日本に生まれた以上
ある意味、宿命でもあります。しかしルールを守れば死者は減らせる
はずですので、国はもっと防災に力を入れるべきだと思っており、
また個々でも災害への危機意識を高める事は重要だと思っています。