何万回と同じ質問に回答をしていますが、データ保存において一番危険な考え方は、「どの媒体が適している」という考え方です。
デジタルデータはそのコピーが無劣化で容易にできるので、コピーを繰り返すことで延命を図るのが常識であって、「何か」という考えは常識の真逆にあります。
デジタルデータを保持する媒体には必ずデータ消失の危険性があるので、媒体自体の強度に依存するバックアップはバックアップとして機能しません。
USBメモリ、SDカード等のフラッシュメモリは電気的にデータを記録するので、時間と共に放電してデータが自然消失します。
手で触れた時の静電気で物理的に破壊される性質があるので、常に消失の危険は継続します。
書き込み可能なDVDメディアは光、水、熱で浸食され、素材自体が加水分解で風化する性質があるので、何時かは必ず影も形も無くなります。
ブルーレイはDVDよりはマシですが、ドライブの書き込み性能とメディァの製造品質が保存性に直結する仕組みにはかわりありません。
HDDには常にクラッシュの可能性があります。
その意味では媒体の強度は紙や磁気テープの方がずっと長命です。
よって何に記録しても消えることが前提なので、大切なデータは必ず複数のコピーを、異なる媒体で残しておくことです。
そうすれば、その中の1つくらいは生き残るだろうから、そこからまたコピーを増やせばいい、というのがデジタルデータの保存の常識です。
私はPCの外付けHDD2台に同じデータを保存、そこから4種類の規格の違うBlu-rayに焼いてデータを保存しています。
定期的にディスクにコピーを取り直しているので、最初のころのデータはすでに複数の枚数になっています。
人によってはクラウドへの保存等、もっと他の方法もあるでしょう。