下記の内容は最新AIであるChatGPT o1 pro の回答になります。参考程度に聞いて下さい。
ミクロ経済学の教科書や論文では、労働供給モデルを扱うとき、しばしば「余暇 \(L\)(Leisure)」と「労働 \(N\)」という変数を用いて表すことがあります。しかし、英単語でいえば
- 余暇:Leisure
- 労働:Labor (あるいは Work)
のように頭文字が *L* と *W* になりそうなところを、なぜか *L* と *N* で書いていることが多いのが特徴です。これは「L = Leisure」はまだわかりやすいのですが、「N = Labor」の部分が一見不可解に見えるため、以下のような理由・慣習があると考えられています。
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## なぜ “N” で労働を表すのか?
1. **Number of hours worked** の頭文字
- 1日に何時間働くか、あるいは週あたりどれだけ働くかといった「労働時間(労働投入量)」を、数値(number)として表すので “N” と置く、という説明が最もよく見られます。
- “N” は「労働者数 (employment)」ではなく「労働時間(hours of work)」として使われる場合もあります。
2. **古典的・伝統的な慣習(RBCモデルなどマクロ経済の影響)**
- リアルビジネスサイクル(RBC)モデルや新古典派マクロ経済学のモデルで、労働供給を \( N \) や \( n \) とするのが常套となっています。
- そこからミクロの消費-余暇選択モデルでも「余暇 \( L \)、労働 \( N \)」という記号を踏襲しているケースがあります。
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## まとめ
- **\( L \) は “Leisure”** の頭文字で、余暇を意味します。
- **\( N \) は “Number of hours worked”** の頭文字、もしくはマクロ経済学などでの伝統的な記号として「労働時間」や「労働投入量」を表します。
そのため、英単語の頭文字から見れば「Leisure = L」は直感的に一致しますが、「Labor」を “N” とするのはやや飛躍したように見えます。実際には *「Number of hours (or labor)」* の \( N \) として扱っている、と理解されることが多いです。
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### 余談:賃金率 \( w \)
- ご質問にある「賃金率、時給」を \( w \)(wage) と表すのは直感的な記号の対応ですが、
- “Leisure (L)” と “Labor (N)” は “L” と “N” が慣習的なモデル記法としてよく使われている、という背景があります。
モデルによっては別の文字を採用している場合もありますが、標準的な教科書では「余暇=\(L\)」「労働=\(N\)」がしばしば登場するため、慣れておくと文献を読みやすくなります。