「楽に呼んでいいよ」と言われても、韓国では年齢による呼称の違いが大きいので迷いますよね。実際のところ「名前+씨(シ)」が“失礼”というわけではありません。ただし、比較的かしこまった響きになるので、相手が「フランクに呼んでほしい」という場合はもう少しくだけた呼び方を検討してもよいかもしれません。
よく使われる呼び方の例
1. オッパ(오빠) / ヒョン(형)
• 女性→男性の場合は「オッパ(오빠)」
• 男性→男性の場合は「ヒョン(형)」
韓国語圏で「1つ上の男性」を呼ぶなら、もっとも一般的かつ自然な呼称です。仲の良い兄貴分的なニュアンスがあり、フレンドリーに感じられます。
• ただし、相手とそこまで親密でない場合、急に「오빠」「형」で呼ぶと違和感を覚える人もいるので、相手の反応を見ながら決めるほうが良いです。
2. 名前+씨(シ)
• 会社や学校などの公的な場でよく使われる、丁寧かつ無難な呼び方です。
• 「フランクに」と言われても、あまり親しくない段階で「오빠/형」と呼ぶのがちょっと抵抗がある、という場合は「名前+씨」が安全策です。
• 「~さん」に近い呼び方なので、「失礼」というよりはややフォーマルか距離感があると感じる人もいます。
3. 名前だけ(呼び捨て)
• 日本語感覚だと抵抗があるかもしれませんが、仲の良い同年代や年下同士なら呼び捨てもあり得ます。
• ただし、年上を呼び捨てにするのは韓国では基本的に失礼とされるので、相手が「年上だけど呼び捨てでいいよ」とよほど強く希望しない限りはあまり使いません。
4. 名前+아 / 야(ア / ヤ)
• 韓国語では親しい間柄で、年下同士や同い年の友達などが「名前+아 / 야」で呼び合うことがあります。
• 年上の人に対しては通常使わないので注意が必要です。
結局どう呼ぶのがベスト?
• もっともオーソドックスなのは、もし女性なら「오빠」、男性なら「형」で呼ぶこと。相手が「気軽に呼んでいいよ」と言ってくれているなら、一番しっくりきやすいです。
• もし「オッパ/ヒョン」と呼ぶほど仲良くはない、または相手がそういう呼称を好まない雰囲気なら、**「名前+씨」**にしておくのが無難です。失礼には当たりません。
• さらに親しくなれば、自然と「오빠」「형」などに移行していく人も多いです。
まとめ
• 「○○씨」は失礼ではないので、無理してやめる必要はありません。
• 相手が望む“楽”さ加減によっては、「オッパ(오빠)」「ヒョン(형)」で呼ぶほうがよりフランクに聞こえます。
• まずは「○○씨」で様子を見て、親しくなってきたら相手の反応を伺いつつ「오빠/형」に変えてみる、という流れでもいいでしょう。