それって
結局おなじことになります。
キリスト教の活動のための中央府は、
イエスの活動したガリラヤでもなく、
イエスが処刑されたエルサレムでもなく、ローマに出来ました。
キリスト教が勢力を持ち得るキッカケをつかんだ決定的瞬間は、
ローマ帝国の指導者がキリスト教を
帝国主義の支配イデオロギーに役に立つと考え、
キリスト教の指導者がローマ帝国の金と力が布教に役に立つと考え、
両者が手を握ったことに始まります。
キリスト教を世界宗教にしたてあげた主要な歴史的原因
・古代ローマ帝国
・スペイン
・ポルトガル
・イギリス
・フランス
・アメリカ
これらの帝国主義の世界戦略(植民地)合理化のために
都合の良いイデオロギーを提供し、
帝国主義の富と力に乗っかってその勢力を広げたのがたのが
キリスト教であったと言えます。
普遍的価値観 + 他人を助ける善人意識 = 帝国主義のイデオロギー
という公式が世界史においては成立します。
自分の価値観を普遍的なものと思い、
かつ、世界にそれを広めなければ世界は良くならない、
というような種類の考え方が国家目標と結びつくと、
彼らは必ず自分の欲する形に世界を変革しようとします。
帝国主義は
キリスト教を支配のイデオロギーに利用し、
キリスト教は
帝国主義の金と権力を布教のために利用したのだと思います。