国之御門之神（くにのみかどのかみ）は、日本神話に登場する神で、国常立尊（くにのとこたちのみこと）とも呼ばれます。国常立尊は、天地開闢（てんちかいびゃく）の際に現れた最初の神々の一つであり、国土の安定や大地の根源的な力を象徴する存在です。 『古事記』や『日本書紀』において、国常立尊は神世七代の最初の神として記述されており、その後の神々の系譜において重要な役割を果たします。名前の「常立（とこたち）」には、「常に立ち続ける」「永遠の存在」といった意味が込められており、国常立尊が変わらない普遍的な力や存在であることを示しています。 国常立尊は、全国各地の神社で祀られており、国土の安定や家内安全、商売繁盛、厄除けなどのご利益があるとされています。