『MOVIEバトルロワイヤル』では、当時放送終了したばかりであった『仮面ライダーリバイス』の主役コンビである五十嵐一輝/仮面ライダーリバイとバイス/仮面ライダーバイスの力が安定しなくなり、特にバイスは存在すら危うくなりました。
それに対抗すべく、当時の現行作だった『仮面ライダーギーツ』の主人公である浮世英寿/仮面ライダーギーツは、当時協力者だったギロリから自分達の変身ベルトであるデザイアドライバーを取り寄せます。
デザイアドライバーを装着したリバイはギーツの派生形態であり仮面ライダーナーゴの基本形態でもあるビートフォームに、バイスはギーツの派生形態であり仮面ライダーパンクジャックや仮面ライダーナッジスパロウの派生形態であるモンスターフォームに変身を果たします。
ビートフォームになったライダーの複眼は赤くなり、モンスターフォームになったライダーの複眼は青くなりますが、それは2人の元々の複眼と同じ色でしたので違和感がありません。
リバイはさらにビートアームドプロペラとなりますが、奇しくもリバイスの初主演となった先行登場の短編映画では敵組織が多数の武装ヘリで攻撃を仕掛けてくるシーンが最も前の時系列のシーンとなっています。
一輝とバイスの物語は、プロペラに始まりプロペラに終わったのです。
現行作の変身アイテムで前作の主役が変身するパターンは極めて稀ですが、3作前の主役なら『ウルトラマンZ』で新形態・ギャラクシーライジングとなったウルトラマンジードと言う前例があります。
「湧いてきたぜ!」