天国とか地獄は生きている人間の考えた概念で、
特にキリスト教だと、信者は天国へ、それ以外は地獄に、と説いています。
そういう教学なのだと思って下さい。
一方、仏教でも極楽が出てきますが、
原始仏教ではそういうものは説いておらず、
鎌倉時代の大乗仏教である浄土真宗などが
阿弥陀如来の慈悲にすがって極楽に往生するという思想を説きました。
つまりこちらも親鸞という人の思想ということになり、
霊的根拠はありません。
素人スピ系の私について言えば、
過去世の記憶が少しあり、霊的世界の記憶も少しあります。
そこで一人の老人に会い(少し高級霊のかた)、
その人から教わったことを書きます。
この世で一番の悪業は自分のエゴで人の命を奪う行為なのだそうで、
自殺はこれも自分の命を自分で奪う行為で、非常な悪業になるとのこと。
寿命を生き切ると、人は次の転生まで
霊界で安楽な状況を過ごせ、ざっと100年くらいは
そのままでいられる。
ところが自殺の人は転生スピードが極端に早く、
安楽な状況を迎えられず、10年程度で次の転生を起こしやすいとのこと。
しかも生まれる場所は地域的にも環境的にも非常に苦労する場所で
一度自殺すると次はもっと非業な死を迎える結果につながるとのこと。
自殺する状況というのは人生の課題を乗り越えるか乗り越えないかの
試練の時なので、それを乗り越えないと、何度転生しても
不幸なスパイラルから脱することができないとのこと。
歯を喰いしばってでも生きないと、
未来世の自分のためにならないそうで。
それと、寿命をきちんと生きて、生前、悪い行いが少ない人は
親を選べるそうで、悪行が多かった人は選べず
その人の霊的境涯に応じたところに転生するとのこと。
生前の行いがかなり影響するようなので、
自殺を考えている質問者さんは、今の現実だけでなく、
今後の未来世に大きく影響することだけは
念頭に置かれたほうが宜しいように思います。
自分の行いが今後の自分を救済するか、
はたまた地獄のようなシャバの状況の中で生きざるを得なくなるのか、
長いスパンで考えてみて下さい。
あと自殺のかたはほぼ全員、自力で霊界に行けず、
未成仏の姿でシャバを彷徨います。
心の安息が得られないのです。
恐らくは生きていた時以上に苦しいのでは。
生きてれば死が解決してくれるように思うのですが、
死んだら次の解決手段がないからです。
今、現実的に体を持っていることに感謝したほうが良いと思います。