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ピーマンは、唐辛子と同じナス科トウガラシ属の植物で、植物分類上は同じ仲間です。ピーマンは、唐辛子を品種改良して誕生したもので、見た目ではなく甘いか辛いかの違いが特徴です。 ピーマンの語源はフランス語で唐辛子を意味する「ピマン(piment)」で、日本ではこの呼び名をとってピーマンと呼ばれるようになりました。 ピーマンの品種改良の歴史は次のとおりです。 1774年にアメリカで辛味のないピーマンが品種改良され、代表的品種の「ベル」型が誕生しました。 明治時代に欧米からベル型ピーマンが入ってきますが、青臭さが敬遠され普及しませんでした。 第二次世界大戦が終わると洋風料理、中華料理などの調理方法の普及が進み、ピーマンは受け入れられるようになりました。 1960年頃から日本独自に食べやすい品種の開発がすすめられ、くせが少ない現在の「薄肉中型種」のピーマンが誕生しました。 ピーマンとトウガラシを一緒に植えると交雑が起こり、辛みが移るのではないかと思われていますが、その影響は種子の中に起こるだけで、植物体や果実に影響することはありません。
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