急がせるつもりはないのですが、不動産売買の営業マンとして言わせて貰います。あくまで営業マンとしての視点です。
仮審査も終わっているって事は、その営業マンの最後のセリフが出る時点まで
そこそこ検討する時間は有ったというか、検討されたんですよね
それ+1週間と言うのはある意味営業マンとしては、結構譲歩してる形、
悪く言えば営業マン失格レベルの流れですw。
勿論、お客様視点で言えば大事な高額な買い物だから
ある程度の検討の時間はくれよ・・となるのは重々承知してますが
私達の経験上、総合一か月だとかで結論出ない方はほぼ
【買わないで見送る】と言う結論になるのが9割8割なんですよね、
特に日本人気質は・・
これ、なんでかと言うと、物件自体が悪いとかじゃなく
高額な買い物で慎重になればなるほど、人間って
「取り敢えず今回は見送ってみる」という、自分に楽な方を
選択するんです、「見送る」って結局、自分は大きな損をする訳じゃないし、「買って失敗した損した」と思う方が、天秤にかけると明らかに後者の方が強く、心理的に勝ってしまうんです。
これは別にお客さんが悪いんじゃなくて、人間の二択の選択肢として
当たり前の事なんですね。
で、結局「不動産の営業マン」としての流れで言えば、お客さんに
「じゃ、買う気になったら電話ください、いつでもいいですよ」なんて
言ったとしたら、まぁまず10件に1件あるか無いか?くらいでしか
買うという結論に成りません・・
それがもうわかっているので、一定の期限を設けたり、「他のお客さんがもう二番手で待っていますので」なんて嘘も言ったりする訳です
勿論、業者としては成約する事で利益になる訳ですから
そっち方面に引き込むというスタイルで、お客さん側からすれば
その部分で猜疑心を持たれるのは仕方ない事ですが、
【誰かが背中をちゃんと押してあげない事には、人は高額な住宅購入
なんて早々決断できない】という前提も有る訳です。
そういう部分で、これだけネットやSNSが進化した現代でも
不動産業界には古くからのスタイルの【営業マンシステム】と言うのは
変わらず残っているんです。特に今の時代は、お客さんと顔を合わせずに
リモートのみで契約まで行えるシステムと言うのも出来ていますが、
一向にそのシステムがナカナカ定着しないのも、こういう
「高額な買い物の心理」と言う部分でやはり難しい壁が存在するからなんですね。
さて、話を戻しますが、あなたのケースでも現実的には
「これイイかもな?」で物件を見学して、そこまで悪い部分は見えなかった
で、仮審査まで話を進めた・・・この時点であなたがもう買わない理由って
ソコ迄発生していないと思うんですね、それなのに今からまだ一週間以上
検討する時間が欲しいというのは、どういう部分なんでしょうか?
質問に書いていない部分で何かしらの明確なハードルが有ったら
申し訳ないのですが、結局、今まで検討してきて、「いいなコレ」と
思ったからローン審査までやった・・・そう思ってないなら
その時点で断ってると思うんですね、
で、とどのつまり、ここまで状況は進展した、で最終的に
あなたが崖から飛ぼ降りるタイミングになった時に、上に書いたような
邪魔な人間心理で「楽な方を選べ楽な方を選べ」と言う囁きに
あなたが惑わされて、その決断の期限が怖くて
「なんでそんなに短いの?」と先に先に延ばすように自然とそういう心に
なっているのではありませんか?