◆今回の米国でのMAMAの会場は、あのアカデミー賞で使われている場所。
ですから米国では有名な劇場の1つです。
KPOPに限らず日本のアイドルファンの多くは、
公演の「会場が大きいこと」を誇る傾向がありますが、
海外の「音楽」関連で最高と評価されるような劇場・会場のキャパは、
だいたい1000~3000人前後の会場です。
※演者の音響的効果が最も反映され、
観客の視覚的満足度の高さを維持できる規模はこのくらいの会場だそうです。
◆日本の音楽公演では万単位の会場が話題になりやすいですが・・・
※万単位の会場は基本的に「スポーツ観戦」を主眼とした会場で、
競技自体が広い場所を必要とするので、それを囲んで見ることになる会場は必然的にキャパが大きくなる反面、距離的な要因の「不満」が大きくなる。
特にこの規模の会場で音楽公演をすると音響的な難しさが発生して演者は機械的サポートが必要になり、観客は音響的・視覚的な不満を持つ可能性が高くなる。
※音楽公演の「大規模会場」は音楽を楽しむというよりも、
実は音楽より「参加することに意義を感じる」アイドル系の信者的ファンや、
実は音楽より「お祭り騒ぎ感をもとめている」フェス系ファンに好まれるのでしょう。
日本は世界的にはアイドル大国でフェス大国なので信者的ファンやフェス系ファンが大勢おり大規模会場が埋まりやすいと思います。
今回の米国のMAMAの会場ではMAMAのちょうど1週間くらい前に、
ワールドツアー中のDreamcatcherがドルビーシアターで公演してました。
※Dreamcatcherは2024年だけでも17ヵ国・地域で公演しており、
2024年は米国公演だけで10回の公演をしています。
またDreamcatcherの公演は2000~5000人前後の会場が多いためか、
観客の満足度が高いようでリピーターも多いのでコロナ禍期間以外は毎年ツアーを開催し続けている珍しいKPOPグループです。
ちなみに、このDreamcatcherは日本では不人気です。