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Imagine a pigeon seated on the telephone wire.とありますが、なぜseatedなのですか?受け身ではないからseatingな気がしますが。。

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回答(2件)

Imagine a pigeon seated on the telephone wire. ですね。 この seated は、実は、受け身なんです。他動詞 seat「座らせる」の過去分詞です。ですから、受け身の seated というのは「座らせられる」なのですが、質問者さんは、他の多くの受け身の過去分詞の使い方をご存知だと思うんですよ。 例えば、 他動詞 surprise「驚かせる」 過去分詞 surprised「驚かせられる」(受動態に使われた場合) be surprised「驚かせられる」→「驚く」→「驚いている」 でも、I was surprised. なら、通常、「わたしは驚かせられた。」というより、「驚いた」と、主語の立場からの表現に切り替わりますよね。 過去分詞 surprised の場合は、それが頻繁に形容詞として使われるので、辞書でも形容詞として挙がっています。 では、seat にもどってみましょう。 他動詞 seat「席につかせる」 過去分詞 seated「席につかせられる」(受動態に使われた場合) be seated「席につかせられる」(→「席につく」)→「席についている」 I was seated. の場合、「わたしは席についた。」という意味ではほとんど使わず、通常、「わたしは席についていた」という主語の立場からの表現に切り替わります。ただし、だれかの計らいで、という意味が残る場合もあります。 過去分詞 seated の場合は、過去分詞 surprised が安定して形容詞として使われるのではないので、通常は(すべての辞書では、とは言っていません)形容詞として挙がってはいません。 Imagine a pigeon seated on the telephone wire. 「ハト1羽が、電話線の上に座り込んでいるのを想像しなさい。」 Imagine a pigeon seating itself on the telephone wire. 「ハト1羽が、電話線の上に座り込みつつあるのを想像しなさい。」 seating は、この場合、何かが起こりつつあることを示し、 seat という動作の途中のどこかであることを表します。 また、seat は他動詞ですから、目的語の itsellf (= the pigeon) が必要です。

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とても良い質問ですね。 「seated」が使われている理由を解説します。 1. 「seated」の意味と使い方 「seated」は、通常「座っている状態を表す形容詞」として使われます。 これには、「誰かによって座らせられた」という受け身的なニュアンスが含まれる場合もありますが、日常的には単に「座った状態」を指します。 例文 The guests are seated at the table. (ゲストたちはテーブルについて座っている。) この文でも「座らされた」と解釈する必要はなく、単に「座っている」という状態を表現しています。 2. なぜ「seating」ではないのか 「seating」は通常、以下のような使い方をします: 動名詞として: 例文: Seating a pigeon on a wire would be difficult. (鳩をワイヤーに座らせるのは難しいだろう。) 名詞として: 例文: The seating arrangement was perfect. (座席の配置は完璧だった。) ここで使われる「Imagine a pigeon...」は、鳩が「座っている状態」を描写しているので、「seated」が適切です。 「seating」にすると「座らせている行為」や「座るためのプロセス」を表してしまい、ニュアンスが異なります。 3. 受け身でない理由 文脈的に、「受け身(誰かによって座らされた)」という意識をする必要はありません。「seated」は形容詞的に使われ、鳩が自分でその位置に座っている(その状態にある)だけを指しています。 まとめると 「seated」は鳩が「座った状態」にあることを表現しており、形容詞として自然に使われています。 一方で「seating」は「座らせる行為」や「座るための動作・配置」などを表すため、この場合には適切ではありません。 英語では「状態を描写する」際に形容詞的な「seated」を使うのがよく見られる表現です。