大学教員です。
まず、「単位」の定義をきちんと理解なさるべきだと思います。
それがわかると、
質問自体がずれてることに気づかれると思います。
文科省は、大学設置基準の中で
1単位を45時間分の学修、と定めています。
大学や講座によって一講座が難単位なのか違うので一律には計算できませんが、
多くの場合、週に1回の授業で1~2単位取得できるようです。
とりあえず
前後期制で各15週(ただし授業週は14週)・週一・2単位で計算してみますね。
授業回数14×1.5時間=31.5時間 です。
取得できる2単位は90時間と定義されていますから、
90-31.5=58.5 これが授業外で自分でこなすべき予復習の時間です。
週当たり4時間前後の自宅学習が要求されている講座ということになります。
文科省の定義通り、ちゃんと自宅学習をこなしながら授業を受けていれば
4単位講座というのはかなりのものです。
観光地の会話はもちろん、平易な生教材が読めたりするレベルに達します。
しかし、大半の学生は授業を聞くだけで過ごしています。
たまの宿題をする、試験前にあわてて勉強する、あたりが平均的な学生の姿です。
持ち込み可という親切な先生の講座だと試験勉強さえしないで期末試験に臨む学生もいます。
こうなると、先の計算で行けば、31.5時間の授業+せいぜい数時間の自習
で済ませてるわけです。
試験はなんとか通って単位はもらえても、本質は伴っていないことになります。
観光地での会話もままなりません。
>どのくらい出来るようになるものなのですか?
学生自身の学習態度による、としか答えようがありません。
単位というのは、授業内時間より授業外時間の方が多い計算なんです、本来。
試験だけを器用にこなして及第する、のではなく、
留学を目指しこつこつ自宅での学習をすすめ、
1年生の終わりには辞書を片手に新聞も読めるようになり、
2年生で現地の大学へ飛翔する優秀な学生ももちろん居ますよ。