世羅は、九条道孝が総督を務めた奥羽鎮撫総督府の参謀。総督が公家なんで実務担当みたいな立場。 仙台藩京屋敷の人が官軍への全面協力を申し出ていたので、官軍は仙台藩の兵をアテにして奥羽鎮撫総督府には小数の兵しか与えなかったので、世羅は仙台藩に兵を出す様に要求してた。 でも仙台藩京屋敷の申し出は本国の意向を確認した物ではなかったので、藩論が割れていた仙台藩は官軍と抗戦するつもりは無いものの兵も出さず、世羅の要求をのらりくらりとのかわしていた。 これが狭量だった世羅を怒らせ、傲慢な態度で強く要求する様になり、また総督の九条が穏健派であるにも関わらず世羅は総督の意に反する強硬派と見られた事や、仙台藩重臣を面と向かって罵倒した事、奥羽は全て敵だと手紙に書いた事が発覚した事などが理由で仙台藩士により暗殺された。 世羅は宿泊していた宿屋で、女性(当時は普通の宿屋でも「飯盛り女」と称した売春もする女性が働いてた)と同衾していた所を襲われ暗殺されたから、酒は飲んでたかも。