「ハイブリッド車は元が取れない」とは仰る通りです。
トヨタ自動車が先鞭をつけたハイブリッド車(HEV)は、効率の良いエンジンを搭載し、モーターでアシストする仕組みであり、非HEVに比較しコストが増大しているのはご承知の通りです。
燃費が良く燃料代が節約でき、アイドリングもせず、モーターで静かに発信し、何となくECOっぽいと、乗る人の多くが満足して乗っているものと思われます。
売れ筋のヤリスクロスで比較してみましょう。
①ハイブリッドG 2,524,000円 30.2km/L 331L=56,000円/年
②ガソリンG 2,150,000円 19.4km/L 515L=87,000円/年
年間走行距離10,000㎞・ガソリン料金170円/L と仮定
①のガソリン代は年間31,000円お得になって良いですね。
車両価格の差額は374,000円を埋めるには12年。
元を取るまで乗る人は限りなくゼロに近いでしょう。
①が優れていることは走行時のCO2排出量が少ないこと。
ここを切り取れば、社会に貢献していると言えるのでしょうか?
HEVは差し詰めCO2排出量削減のために投資をしているようなもの?。これも、製造時のCO2排出量を持ち出すとどうなって来るのか、知る由もありませんが・・・。
「ハイブリッド車は元は取れないのになぜ買う人がいるのか?」
環境にやさしいだろうというイメージと、モーター走行での静かな雰囲気が良く、HEVが主流のように感じる中、同調することが良いという消費行動に繋がっているのではと推測します。