英語で「巻き舌」を使うのは、インド英語や、また特定の方言(スコットランド方言、など)です。
英語の /r/ の音は、世界的に見るとユニークな音で、他の多くの言語では使いません。それらの他の多くの言語では、「巻き舌」か、あるいは、それに類似した音を使います。日本語の「ら行音」は、「巻き舌」系の音です。
> イギリスのrを巻き舌にしない場合
イギリス英語の場合、「あいまい母音」に続く /r/ が省略されることが多いです。「巻き舌」にするかどうか、ではなく、/r/ を発音するかどうか、です。
この省略された /r/ の音は、つづりには残されたままで、そんな語に、母音で始まる語がつづくと、この省略されていた /r/ の音がよみがえって発音されます。これが英語における、唯一のリエゾン現象です。アメリカ英語には、このリエゾン現象はありません。
> 無理やりカタカナで書くので
> 正確には表しきれていない事をご了承ください
発音記号を使われればいいです。
air と hair は、頭に子音の/h/ がつくかつかないか、だけが違いです。
air
イギリス発音 /eə(r)/
アメリカ発音 /er/
hair
イギリス発音 /heə(r)/
アメリカ発音 /her/
ear
イギリス発音 /ɪə(r)/
アメリカ発音 /ɪr/
here
イギリス発音 /hɪə(r)/
アメリカ発音 /hɪr/
tour
イギリス発音 /tʊə(r)/, /tɔː(r)/
アメリカ発音 /tʊr/
whore
イギリス発音 /hɔː(r)/
アメリカ発音/hɔːr/
ore
イギリス発音 /ɔː(r)/
アメリカ発音/ɔːr/
door
イギリス発音 /dɔː(r)/
アメリカ発音/dɔːr/
four
イギリス発音 /fɔː(r)/
アメリカ発音/fɔːr/