仏は仏教にしか存在しませんので仏教に限った話になりますが、その場合神よりも仏の方が位が高いです。
仏教における仏の最強、、、宗派によって御本尊が違うからどれを最強って言っても問題があるからなんとも言い難い。
最も位の高い仏とするなら釈尊とするものと大日如来とするものが多いのかと思いますが日本に限っては阿弥陀如来を最高位として崇めるものも多いですし。
仏教において最強の神ってなるとこれまた判断は難しいんだけど基本的には仏教において神とされるのは天部、◯◯天と呼称されるもので、その中では一応トップにいるのは帝釈天とされています。
ただ帝釈天にはどっちが上とは言い難い永遠のライバルである阿修羅(これも神)がいます。
んで大自在天なんかは仏の力を借りないと勝てなかった、つまり他の神を凌駕する最強の神という見方も出来ますね。
で、ここから更に難しいところなのですが、仏教において神とされるのは◯◯天と書きましたが、仏と神の中間、グレーゾーンな存在がいまして、本来仏とされるのは如来だけなのですが、日本で一般的に仏として扱われるものに菩薩、明王というのがあります。
これらは明確に天よりも上位の存在とされていますが、これを仏として扱うなら最強の神とは呼べませんが、厳密には仏ではないので神として扱うなら明らかに天よりも強いです。
そしてこと戦闘力に関して言うのであれば菩薩よりも明王の方が強く、その明王の中でも最も上位として扱われているのが不動明王で、不動明王と並んで扱われるのは降三世明王です。
ただし、天や明王は解脱することが叶わず仏には至らないが、菩薩というのは将来的に如来に至る存在ともされていますので菩薩が明王よりも下とも言い難い所、特に一番近い将来仏に至るとされている弥勒菩薩なんかは最強の神候補になるのかもしれない(しつこいけど菩薩を神と規定するなら)。
では明王は菩薩よりも下かと言えばそうでもなく明王は如来の化身とする説話もありますので(降三世明王なんかは大日如来の化身とされている)そう捉えるのなら降三世明王や不動明王は最強の神とも言えますが、逆に如来の化身とするのならもうそれは神ではなく仏だよね?ってなる。
そんで最強の明王の一角である不動明王は降三世明王によって降伏させられた大自在天が大日如来に帰依するようになって護法の神として至ったとかいう説もあったりなかったりするのでもう最強が誰とかぐちゃぐちゃすぎて分かんないよね?っていうお話。