yan********さんが言われているとおり、差音のことだと思います。 400Hzの音に対して600Hz（完全5度上。400Hzをドとするとソ）の音が鳴っているとき、その差分の200Hz（400Hzに対してオクターブ下の音）が聞こえてくる現象で、これは耳の中（内耳）で発生する生理現象のようなものであり、実際には鳴ってはいません。つまり、倍音（これは実在します）とは関係ありません。 下方倍音は実在しないことが分かったため、言い出しっぺのリーマン自身も後で否定したと思います。しかし、考え方としては興味深いものなので、ネオ・リーマン理論とかヘンリー・カウエル由来のバークレーの音楽理論とかで参照されていたと思います。