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週間で漫画を書くには上京した方が良いのでしょうか? 島根で連載目指すのは可能なのでしょうか アシスタントとかの関係もよくわかってません

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昔は地方在住だと原稿の郵送や打ち合わせなどに難があったため 上京している人が多かったですが、 現在はネットでやりとりを完結できるので、 昔ほど地方在住のデメリットは少ないです。 ジャンプのQ&Aにも以下のような記載があります。 Q. 地方に住んでいます。受賞した後はすぐに上京した方が良いのでしょうか? A. 賞をとって上京して、アシスタントをしてから連載。 賞をとって上京せず増刊本誌(それかどちらかだけ)と 読切を載せ連載が決まってから上京。 連載が決まっても地方で描き続ける等々 色々なパターンがあるので一概には言えません。 また最終候補以上は担当がつくことが多いですが、 後一歩の作品でも編集がどこかの点で気になる所があれば担当がつきます。 地方住みの方は受賞後色々その方と現在の状況や希望も含めて 相談してからその後を決めるので、 何か決まった形があるわけではありません。 もし担当がいるなら相談してみてください。 --- 週刊連載でアシスタントを使っていない人はほぼいません。 (全く居ないわけじゃありませんが) なので週刊連載をする場合は基本的に アシスタントを使うことが前提になります。 もちろん、担当編集が付けば連載が視野に入った頃に 新人をアシスタントとして斡旋してくれる可能性はありますが、 それはその編集者の付き合いのある新人の数や、 新人がどれだけアシスタントを希望しているかに左右されるため、 それこそ大手の編集部じゃないとなかなか集まらなかったりもするので、 サイト以外でも漫画家や編集者が募集したりします。 (後述しますが有名なアシスタントマッチングサイトがあります) アシスタントの仕事の形態は色々ありますが、ざっくり言えば ・専属かそれ以外か ・在宅か通いか ・アナログかデジタルか という違いがあります。 - 専属かそれ以外か 週刊連載の場合、 専属のアシスタントが2人以上ついていることが多いですね。 絵柄がものすごい簡素で作画に時間がかからないとか、 背景が殆ど無い作風ならまだしも、 一般的に思いかべる週刊連載なら 専属アシが3~5人いるのも珍しくないです。 これは他のアシスタントやそれ以外の仕事につかせない代わりに、 漫画家が支払う人件費だけで十分な生活が可能にする必要があります。 基本的にはこの人件費は原稿料が原資ですが、 新人の場合、連載準備金といった仕組みや、 あるいは新人賞の賞金や読み切りの原稿料などをためて、 連載のための資金にしています。 4人専属を使ったら最低でも月/50万以上人件費で飛びます。 週刊連載でも原稿料の半分くらいはガッツリ必要なので、 新人の場合は専属1~2人+ヘルプを使いながらという形が多いですかね。 隔週連載や月刊連載でも専属アシスタントを使っている人も当然います。 ですが、週刊連載は月産およそ80~100Pなのに対し、 月刊連載なら40~50Pくらいが多いので、 週刊連載ほど人手を必要とはしません。 ページ数が少ないということは、当然原稿料の総合も少なくなりますが、 人件費という支出が少ないため週刊が難しい執筆ペースでも、 月刊連載をしている人もたくさんいます。 こういう時は専属ではなくスポットやヘルプと言われる アシスタントを使うケースが多いです。 また、こちらでは全くアシスタントを使わないという人も 週刊連載よりは遥かに多いですね。 継続してある現場に入っている人は レギュラーアシスタントとか言ったりします。 これらの人は、一つの現場では数万円程度の収入な事が多いので、 複数の現場を掛け持ちしていたりします。 あるいは自分自身が漫画を描いていて、 合間に人件費を稼ぐために アシスタントをしたりする漫画家もいたりしますね。 - 在宅か通いか 専属かどうかにかかわらず、在宅と通いのアシスタントがいます。 在宅は基本的にはほぼデジタルですが、 極稀にアナログの原稿を郵送して描くケースなどもあります。 通いの場合は漫画家の自宅や仕事場にアシスタントが通う場合ですね。 1日ごとに帰すというケースもあれば、仕事期間中は泊まり込みだったりもします。 その間の食費なども基本的には漫画家が支払います。 地方在住の場合、アシスタントを通いで探すのは かなり難しいと言わざるを得ませんので、 地方在住で漫画家を目指すならば デジタルやネットの最低限の知識はないとかなり困ることになります。 もちろん、現在は併用も含めれば漫画の9割ほどが デジタルを使用しているので知識はあって損はないです。 通いのアシスタントなら、 現場でそのまま指示出しなどを出来ますが、 在宅アシスタントの場合、 テキストか通話でコミュニケーションを取ることになります。 良く使われてるのはskype、Discord、LINEとかですかね。 完成次第メールでやり取りする、という場合もあります。 これらは現場ごとによって違います。 - アナログかデジタルか 上記とも被りますが、 アシスタントにもアナログしか出来ない人、 デジタルしか出来ない人、両方できる人、色々います。 漫画家はアナログで原稿を描くけど、 それをスキャンして原稿のデジタルデータをアシスタントに渡し、 背景や仕上げはアシスタントがデジタルで、というのもよくありますね。 いずれにしても、業界で最も使用されている クリスタについての知識や習熟はしておいて損がないです。 クリスタが何もわからない状態だったり、 他の無料ペイントソフトしか使えないということだと、 自分はもちろん、アシスタントへの 指示出しにおいてもデメリットが大きいです。 クリスタで何をどこまで出来るのか、ということもわかりませんからね。 --- 以上のことを踏まえたうえで、 実際の漫画アシスタントの募集を見てください。 業界で最も多く利用されているマッチングサイトはGANMOです。 (他にも老舗のJACもあります) https://ganmo.j-comi.co.jp/posts 漫画家や、あるいは担当編集者がアシスタントを募集していたり、 アシスタントが仕事先を探していたりしますよね。 見れば分かる通り、デジタル環境が非常に多いです。 通常の漫画の現場だとクリスタが ほぼ100%に近いシェアなことがわかると思います。 在宅と通いでは在宅のほうが多いですかね。 アナログの募集・応募はあまり無いことがわかると思います。 つまり、地方在住の漫画家でも、 こうして募集をすればアシスタントを探すことは可能です。 --- 長くなりましたがアシスタントについては以上です。 その上で「漫画家志望者は上京したほうが良いか?」についても話します。 これについては自身の収入源やどのくらい活動的に行動できるかに依ります。 上京すれば出版社への持ち込みはし易いですよね。 ですが、最近は編集部によってはWEB持ち込み持ち込みがあったり、 あるいは地方在住でもCOMITIAの出張マンガ編集部に参加すれば、 1日で10箇所くらいに持ち込みに行くことだって可能です。 https://www.comitia.co.jp/html/hensyu.html タイムリーですが、ちょうど11/17にCOMITIAの出張マンガ編集部があります。 これだけの編集部が参加しているわけですね。 普通の出版社への持込の場合、編集部に電話なりWEBでアポを取るので、 1日に周れてもせいぜい1,2箇所。無理すれば3個所くらいです。 先述のCOMITIAというイベントは東京開催のものが年4回。 また地方開催などもたまにあり、そこで出張マンガ編集部もあったりもします。 新人が漫画を描くペースを考えたら、年4回の開催でも十分ですよね。 完成したら直近のタイミングで出張マンガ編集部に行って作品を講評してもらい、 投稿活動をしたり作品を自分で発表したりすればいいです。 - 一方で上京するメリットはとにかくいろんなイベントや 機会が多いことです。 地方在住の漫画家も増えたとは言え、 今現在も首都圏に最も多く漫画家が存在しています。 原画展や展示会などは東京開催が非常に多いですし、 漫画に限らず図書館の蔵書も豊富ですし、 なんなら国会図書館を利用すれば 文字通り全ての漫画を読むことも出来ます。(近くに住むのは大変ですが) 自分の担当編集者と気軽に対面で 打ち合わせし易いのも大きなメリットでしょう。 また、漫画を描きながら生活費を稼ぐ面においても、 そこらのコンビニでさえも地方とは比べ物にならない収入が違います。 よく地方と都会の収入と支出の話があって物価と絡んだりもしますが、 現代日本において地方の物価はあまりメリットにはなりません。 地方で車が必須だったら車を持たない都会の人のほうが 支出が少ないのも良くあります。 家賃はかなり差が出る部分だと思いますが、 トータルの差し引きであればそこまでじゃないので、 「活動的であれば」都会に住むメリットも少なくありません。

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担当編集がついてからも上京は必須ではないので、 担当編集がついて、この人とやっていきたいと思うのであれば、 その人と相談の上考えればいいと思います。 ただどちらを選ぶにしても、 出張編集部のような機会があれば積極的に参加したり、 漫画に必要な、あるいは自分の刺激になるような体験は 常にどこにいても積極的に行動してこそです。 もちろん、「漫画を描く」ということは大前提としても、 どちらのほうが自分にとって活動しやすいか、 というのを考えて選択してください。

持ち込みの頻度を上げたい、とゆーのなら上京の意味はあるかも? 連載を目指す、の時点では早計では?地方在住でも編集さんとのやり取りはできるし、使い物にならないアシスタントさんを使う作家さんはいないはず。